デトロイト・テクノのパイオニア、
ジェフ・ミルズ(Jeff Mills)と仏映像作家ジャクリーヌ・コーによるドキュメンタリー・フィルム 『Man From Tomorrow』が日本でも上映決定。5月5日(月・祝)に東京・ユーロスペース、翌6日(火・祝)に京都・同志社大学寒梅館クローバーホールにてプレミア上映されます。いずれも上映後にはジェフ・ミルズとジャクリーヌ・コー監督によるスペシャル対談も予定。東京分の前売り券は4月4日午前10時より、チケットぴあにて発売が開始されます。
『Man From Tomorrow』は、ジャクリーヌ・コー監督のエクスペリメンタルな映像美とジェフ・ミルズの書下ろしによるサウンド・トラックに彩られた斬新なスタイルによるアート・ドキュメンタリー。
ジェフ自身が初出演していることでも話題を呼んでいる本作は、“ジェフの音楽を、通常とは違った形で検証するビジュアルの旅”とジャクリーヌ・コー監督が語るとおり、通常のドキュメンタリーとは一線を画したノン・ナラティブな手法で、ジェフ・ミルズという独自の世界観を創成するアーティストの本質を描き出したもの。スタイリッシュな映像と音楽の中に、ジェフの考えるテクノのあり方や音楽制作の過程、彼の想像する未来などが凝縮して織り込まれ、テクノ・ミュージックの醍醐味をDJイベントとは異なった形で表現する試みでもあるという、まさにジェフ・ミルズの創造性・実験的精神をあますところなく体現する作品となっています。
以下はトレーラー映像
なお、ジェフ・ミルズは映画の同タイトルのDJツアーを5月に開催。2日(金)に名古屋Club JB's、3日(土)に大阪Onzieme、4日(日)に東京・代官山Airで行われます。東京・名古屋・大阪の3都市を回るツアーは2012年10月ぶり。
●『Man From Tomorrow』
(2014年、フランス、40分)
http://www.umaa.net/news/p681.html監督:ジャクリーヌ・コー / 出演:ジェフ・ミルズ / 音楽:ジェフ・ミルズ
【東京】
日程:2014年 5月5日(月・祝)
会場:ユーロスペース(渋谷)
時間:21:00 スタート
上映後トークショーあり: ジェフ・ミルズ、ジャクリーヌ・コー(通訳:門井隆盛)
問合せ・詳細:ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jpチケット: 前売:1600円/当日:1800円
4/4(金)10:00よりチケットぴあにて前売り開始 Pコード:552-935
チケット購入に関する問合せ:チケットぴあ TEL: 0570-02-9111 http://t.pia.jp/
【京都】 <同志社大学 日・EUフレンドシップウィーク>
日程:2014年5月6日(火・祝)
会場:京都市・同志社大学寒梅館クローバーホール
時間:18:00開場/18:30開演
上映後トークショーあり: ジェフ・ミルズ、ジャクリーヌ・コー (通訳:椎名亮輔、下田展久)
チケット:料金:500円均一(当日のみ)*同志社大学学生・教職員無料
主催:同志社大学今出川校地学生支援課、同志社大学図書館
協力:Axis Records
詳細URL:
http://d-live.info/program/movie/index.php?c=program_view&pk=1395029043問合せ:同志社大学今出川校地学生支援課 tel 075-251-3270 e-mail: ji-gakse@mail.doshisha.ac.jp
■ "Man From Tomorrow"について
近年、音楽だけにとどまらず近代アートとのコラボレーションを積極的に行い、フリッツ・ラング『メトロポリス』への新たなサウンド・トラックや、パリ、ポンピドゥーセンターにおけるフューチャリズム展に唯一の生存アーティストとして作品を提供してきたジェフ・ミルズ。
テクノ/エレクトロニック・ミュージックによる音楽表現の可能性を広げる彼が、現代のミニマル音楽(John CageからRichie Hawtinまで)に造詣が深く、デトロイトのElectrifying Mojoのドキュメンタリー『The Colours of the Prism, the Mechanics of Time』などでも知られる仏映画監督フランス人映像作家、ジャクリーヌ・コーとタッグを組んで今回発表する映像作品『Man From Tomorrow』は、なぜ彼が音楽を作るのか、テクノとは何のために存在するのかという疑問の答えを解き明かす映像による旅路だ。
通常のドキュメンタリーとは一線を画したフィルムを作りたい、という二人の意思を実現していくためにジェフとジャクリーヌは1年以上に渡る話し合いを重ね、コンセプトを共有した。アーティスティックでエクスペリメンタルなこの映像の中には、ジェフの考えるテクノのあり方、音楽制作の過程、彼の想像する未来、また、大観衆の前でプレイする際に感じる不思議な孤独感(「One Man Spaceship」で表現しようとした宇宙における孤独感に通じるものでもある)などのすべてが凝縮され、同時に、テクノ・ミュージックの醍醐味を、DJイベントとは異なったスタイルで表現する試みでもあるという。まさにジェフ・ミルズの創造性・実験的精神をあますところなく体現する作品だ。
『Man From Tomorrow』は今年2月2日、パリのルーブル美術館オーディトリアムでワールド・プレミアを行った後、ニューヨーク(Studio Museum of Harlem)、ベルリン(Hackesche Hofe Kino)にて上映を重ね、4/19にはロンドン(ICA)での上映を予定、その後、東京・京都での上映となる。
http://www.jacquelinecaux.com/jacqueline/en/documentaire-man_from_tomorrow.php<JEFF MILLS "MAN FROM TOMORROW" JAPAN TOUR>
●5月2日(金)名古屋 Club JB's
OPEN:23:00
DJ:JEFF MILLS、APOLLO(eleven.)
LIGHTING:YAMACHANG
SOUND DESIGN:ASADA
http://www.club-jbs.jp/index.php●5月3日(土)大阪 LIVE & BAR ONZIEME
OPEN:21:00
DJ:JEFF MILLS、KEN ISHII、SEKITOVA、LOE、and more
VJ:COSMIC WORLD、KOZZE
http://www.onzi-eme.com/event/201405/1825●5月4日(日)東京・代官山Air
OPEN:23:00
DJ:JEFF MILLS -Opening till Closing set-
http://www.air-tokyo.com/schedule/1733.html