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スクエアプッシャー+ロボット・バンドZ-MachinesのコラボEP『Music For Robots』が4月発売

2014/02/14 00:33掲載(Last Update:2014/02/14 00:34)
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Squarepusher x Z-Machines : Music for Robots
Squarepusher x Z-Machines : Music for Robots
スクエアプッシャー(Squarepusher)の新作EPとしてロボット・バンドZ-Machinesとのコラボ作品『Music For Robots』が英国で4月7日、米国で4月8日、日本で4月5日に発売。スクエアプッシャーが作曲し、Z-MACHINESによって演奏されるという形で発表された「Sad Robot Goes Funny」ほか計5曲入り。

Comment:SQUAREPUSHER

このプロジェクトを通して、私が追い求めたのは「ロボットは感情に訴える音楽を奏でることができるのか」という疑問に対する答えだ。私は以前から、コンロン・ナンカロウやリゲティ・ジェルジュの自動 ピアノ作品を敬愛してきた。馴染み深い楽器が、馴染みのない方法で”操作”される 状況に大きな魅力を感じる。未知と既知の遭遇は、常に魅惑的だ。かねてより私は、 既存の器楽編成に対して、新鮮なアプローチを取ることの必要性を提唱してきた。同時に、新しい楽器の開発も支持している。例えば、エレクトリック・ギターが使い方 によって刺激的な存在になるように、楽器や楽器法を見直すことができるからだ。

この音楽で演奏に関与しているロボット型装置は、個々の仕様により、特 定の能力を発揮するが、欠落する機能もある。例えば、ギターを演奏するロボット は、どんな人間よりも早いスピードでギターを弾くことが可能だが、振幅の制御がで きない。したがって、人間の演奏者向けに音楽を作曲する場合と同様、このような特 性を配慮しなければならない。音楽における可能性の範囲とは、それぞれの特性に相応するものである。その結果、今回のプロジェクトでは、馴染み深い楽器が、これま で不可能だった方法で演奏されているのだ。


●『Squarepusher x Z-Machines : Music for Robots』

01. Remote Amber
02. Sad Robot Goes Funny
03. World Three
04. Dissolver
05. You Endless