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リー・ペリー&ジ・アップセッターズ『The Good, the Bad and the Upsetters』、ジャマイカVerが世界初復刻

2013/12/27 09:47掲載
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LEE PERRY & THE UPSETTERS / Good the Bad & the Upsetters: Jamaican Edition
LEE PERRY & THE UPSETTERS / Good the Bad & the Upsetters: Jamaican Edition
スキンヘッド・レゲエの最高峰とも言われるリー・ペリー&ジ・アップセッターズ(LEE PERRY and THE UPSETTERS)の70年作『The Good, the Bad and the Upsetters』。本作の幻とまで言われたジャマイカ・オリジナル・ヴァージョンが世界初復刻。海外で2014年1月27日、日本(直輸入盤帯ライナー付国内仕様)で2月8日に発売予定。

ダブ・アルバムがまだ産声を上げる以前に、リー・ペリーにより作り上げられたレゲエ・インストの傑作『The Good, the Bad and the Upsetters』。本作は当時TROJANからリリースされていますが、リーは中身のアレンジ、ミックス、収録曲が異なるもう一つのヴァージョン=ジャマイカ・オリジナル・ヴァージョンもリリースしています。

以下はメーカーインフォより
ダブというジャンルの誕生に絶大な影響を及ぼした天才、LEE PERRYによるダブ・アルバムの青写真とでも言うべき驚愕の作品が登場だ。

本作『THE GOOD, THE BAD AND THE UPSETTERS』はイギリスの名門TROJANにて1970年にリリースされた。バック・バンドを務めたのはHIPPY BOYS。後にBOB MARLEYを支え続けたジャマイカ最強のドラム&ベース=FAMILY MANとCARLTON BARRETTによるしなやかで力強いリズム隊の上で、他のアーリー・レゲエ、スキンヘッド・レゲエとは一線を画す天才的なアレンジ、ミックスを披露するLEE PERRY。3年後にリリースされるダブ・アルバムの原点の一つ『BLACKBOARD JUNGLE』の青写真はすでにこのアルバムにて完成している。

実はこのアルバムにはもう一つの物語がある。当時TROJANからリリースされた本作であるが、実はLEE PERRYがひっそりとジャマイカ・オリジナル・ヴァージョンをリリースしていた。ジャケットはTROJANのジャケットを流用しながらも、中身のアレンジ、ミックス、収録曲すら異なる「もう一つのヴァージョン」をリリースしていたのだ。

奇妙な効果音やスティール・パン、UPSETTERスタイルのファンキーなオルガンなど後のアルバムで爆発するLEE PERRYの天才的、超人的なミックス、コラージュの妙技を感じさせてくれる。ダブ・アルバムがまだ産声を上げる以前に、LEE PERRYにより作り上げられたレゲエ・インストの傑作。そのオリジナルのジャマイカ・ヴァージョン。世界中のLEE PERRYコレクター、研究家も探し求めるオリジナルのジャマイカ・ヴァージョンは幻と言っていいくらいのレア・アルバムである。

快挙といっていいオリジナルのジャマイカ・ヴァージョンの復刻に成功。いまだ底の知れぬLEE PERRYという怪物の姿を深く掘り下げる究極のリイシュー・ワーク。
●『Good the Bad & the Upsetters: Jamaican Edition』

1. Same Thing All Over
2. It's All in the Game
3. Big Ball
4. If You Don't Mind
5. Dracula
6. It's Alright
7. Man to Man V. 3
8. Soul Rebel V. 4
9. Must Reach You
10. Equalizer
11. Down the Road
12. Some Sign
13. On the Rock
14. Same Thing V. 3