ロン・カーターらによるジム・ホール・トリビュート公演がブルーノート東京にて2014年1月開催

12月10日に83年の生涯を閉じた名ギタリスト、ジム・ホール。その偉業を称え、ロン・カーター、ラリー・コリエル、ピーター・バーンスタインがトリビュート・ライヴを開催する。カーターはホールと'72年にデュオ・アルバム『アローン・トゥゲザー』を録音、ホール名義の’75年作品『アランフエス協奏曲』などでも息の合ったプレイを繰り広げてきた盟友。コリエルはジャズ、ロック、クラシックを横断する幅広い音楽性を持つギタリストで、ホールを深く尊敬していることでも知られる。バーンスタインはホールに師事し、自身のギター・スタイルを確立した逸材だ。パット・メセニー、ジョン・スコフィールドなど数多くの後進にインスピレーションを与えてきた巨星ジム・ホール。彼の魂に捧ぐ特別な一夜は、ジャズを愛するすべての者に感動を与えることだろう。

Message from Larry Coryell

Larry Coryell／ラリー・コリエル（ギター）

ジム・ホールは深い慈愛ー本当に深く、彼の音楽を通じて出てくるものーで、この地球をより良い場所にしてくれました。彼は私たちに微かなもの、ニュアンス、そして控えめさのもつパワーを示したのです。ジムの素晴らしい強さと表現力は、本質的なものだけを演奏しているところから来ていました。真のギターの詩人?そして私が出会った中でもっとも、思いやりにあふれた人でした。彼からギターを教わり、また本当に寛大な精神を持つ、手本となる人と出会うことができたことを光栄に思います。ジムの生涯と彼が遺したものは、賞賛に包まれーそして多くの学ぶべきことをわれわれに残してくれました。本当に彼に感謝しています。
ピーター・バーンスタイン