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ボブ・ディランが「Like A Rolling Stone」のインタラクティブなミュージック・ビデオを公開

2013/11/20 00:45掲載(Last Update:2013/11/20 14:07)
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Bob Dylan
Bob Dylan
ボブ・ディラン(Bob Dylan)が「Like A Rolling Stone」のインタラクティブなミュージック・ビデオを公開。ユーザーが自由にチャンネルを切り替えられるビデオ



または以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.bobdylan.com/

または

http://video.bobdylan.com/desktop.html

以下はプレスリリース(日本)

本日11月20日(日本時間)にボブ・ディランの公式サイト(www.bobdylan.com)にて、「ライク・ア・ローリング・ストーン」の革新的なインタラクティブ・ビデオが公開された。本楽曲がリリースされた1965年当時当時はミュージック・ビデオが作成されることはなかったが、半世紀近く経った今、革新的なテクノロジーを用いて、本楽曲の初めての公式ビデオが作成されのだ。本企画はボブ・ディランのディスコグラフィを全て網羅した47枚組CDボックス・セット『ボブ・ディラン コンプリート・アルバム・コレクションVol.1』の発売を記念したもの。

 

Interlude社によって制作されたこのインタラクティブ・ビデオの中で、視聴者は役割を担い、インタラクティブな映像体験が可能。視聴者は仮想のテレビの中で、16個のTVチャンネルを上下の矢印で自由に切り替えられる。これらのチャンネルで放送されているのは「よくある」アメリカのテレビ番組。ただし、どの番組を観ても、出演者・司会者・俳優の口の動きが「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞とシンクロしているのだ。実在のテレビ番組がモチーフとなっていたり、実在のタレントが出演していることに気がつく人もいるだろう。また、ボブ・ディランについて詳しい者であればこれらの架空の番組が、ボブ・ディランの歌詞や、彼の50年以上のキャリアの中での重要な出来事との結びついていることにも気がつくかもしれない。本映像はPCだけでなくiPhoneやiPadでも視聴可能な上、ソーシャル・メディアへの共有も簡単。

以下関係者コメント:

「我々は、アーティストや音楽の魅力を説得力を持って伝えられる、並ならぬクリエイティブな手法を常に探しています。今回のInterlude社によるインタラクティブ・ビデオは、ユニークでありながらも誰でも楽しめるので、より広い層のファンとボブ・ディランの魅力が強く結びつくことができると考えています。」
アダム・ブロック 米ソニー・ミュージックグループ、レガシー・レコーディングス会長

「私自身も音楽をたしなむ者の一人なので、今回のプロジェクトで歴史上最も素晴らしい曲の一つと関わることができ、これ以上に光栄なことは考えられません。ボブ・ディランはその革新的な芸術表現によって、世界中の音楽ファンやクリエイターを感化しました。弊社としても、これからも世界中のクリエイティブな人々がユニークな方法でそれぞれのストーリーを語る手助けをしていきたいです。」
ヨニ・ブロッホ Interlude社CEO

本映像が制作されるきっかけとなった『ボブ・ディラン コンプリート・アルバム・コレクションVol.1』は、彼のディスコグラフィを全て網羅した壮大なCDボックス・セット。これまで発売されたスタジオ・アルバム35作、ライヴ盤6作に加え、「サイド・トラックス」と名付けられたアルバム未収録シングル、コンピレーション限定曲、映画挿入曲などのレア・トラックを初めて収録した2枚組も同梱される。収録作品のうち14作は今回のリリースに合わせて最新リマスタリングが施されている。更に、クリントン・ヘイリンの書き下ろしによる各アルバムの長編ライナー・ノーツと、ビル・フラナガンの書き下ろしによる紹介文を擁するハードカバー本も収められている。また、本作品は通し番号の付けられた豪華ボックス入り「ハーモニカ型USBスティック」としても限定発売され、こちらには全楽曲がMP3とFLACのフォーマットで収録されている。これらの商品は日本においては輸入版のみの発売となり、ソニー・ミュージックジャパンから出荷される商品には限定特典として、長編ライナー・ノーツと、ハードカバー本を日本語翻訳したスペシャル・ブックレットが封入される。

ボブ・ディランは今年10月にiOS向け無料アプリ「Bob Dylan Bootleg」を発表して話題を呼んだ。本アプリは、iTunes上で所有するボブ・ディランの曲と同期して、その曲にまつわる情報のロックを解除することができるという内容のもの。72歳になった今も、ボブ・ディランは最新のメディア・テクノロジーを駆使して革新的な創造活動を続けている。