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グリーン・デイのビリー・ジョーとノラ・ジョーンズのデュエット・アルバム『Foreverly』が日本でも発売に

2013/10/24 21:22掲載(Last Update:2013/10/25 20:41)
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Billie Joe + Norah / Foreverly
Billie Joe + Norah / Foreverly
グリーン・デイ(Green Day)ビリー・ジョー・アームストロング(Billie Joe Armstrong)ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)のデュエット・アルバム『Foreverly』が日本でも発売に。国内盤は11月27日(海外:11月25日)

本作は、エヴァリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)が58年に発表したフォークやカントリーのカヴァー集『Songs Our Daddy Taught Us』を、ビリーとノラの二人によって現在に蘇らせた作品。名義はビリー・ジョー+ノラ。

以下で「Long Time Gone」が試聴可。



または



以下はプレスリリース日本語訳
グラミー賞受賞アーティストであり、ポップなパンクの代名詞とも言える存在感を放つグリーン・デイのフロントマン、ビリー・ジョー・アームストロングと、同じくグラミー賞受賞アーティストであり、そのスモーキーかつハニーな歌声で全世界を魅了する稀代の歌姫、ノラ・ジョーンズ。この二人がタッグを組み、アルバム『フォーエヴァリー(原題: Foreverly)』を完成させた。

この作品は、1958年にエヴァリー・ブラザーズ(The Everly Brothers)が発表した、トラディショナル・アメリカン・ソングの数々をカヴァーした作品『ソングズ・アワ・ダディ・トート・アス(原題: Songs Our Daddy Taught Us)』に収録されている全12曲を、ビリーとノラの二人によって現在に蘇らせたアルバムだ。9日間で制作されたこのアルバムは、もともとのエヴァリー・ブラザーズが持つあの見事なハーモニーはそのままに、より感動的で力強い、アメリカン・サウンドのルーツとも言える楽曲をより美しいものへと昇華させる作品となっている。この二人のコラボレーションによるアルバム『フォーエヴァリー』は、11月27日、ワーナーミュージック・ジャパンより発売される(海外発売は11月25日)。

既にこのアルバムの予約注文(プレオーダー)はスタートしており、iTunes Storeで予約すると、今作からのファースト・シングル曲「ロング・タイム・ゴーン(原題: Long Time Gone)」をダウンロード/入手することが出来る。勿論、この曲のみのダウンロード購入も可能。また、同楽曲はこのプロジェクトのスペシャル・サイトにて現在ストリーミング公開中だ。

ノラ・ジョーンズとビリー・ジョー・アームストロングはこの作品で、「ロヴィング・ギャンブラー(原題: Roving Gambler)」や「悲しみのウィロー・ガーデン(原題: Down In The Willow Garden)」、「ロング・タイム・ゴーン」、「フーズ・ゴナ・シュー・ユア・プリティ・リトル・フィート(原題: Who’s Gonna Shoe Your Pretty Little Feet)」や「バーバラ・アレン(原題: Barbara Allen)」といったトラディショナル曲を新たな解釈で表現している他、ジーン・オートリーとジミー・ロングによる楽曲「ザット・シルヴァー・ヘアード・ダディ・オブ・マイン(原題: That Silver Haired Daddy Of Mine)」やカール・デイヴィスの「ケンタッキー(原題: Kentucky)」といったカントリー楽曲も披露している。

今回のプロジェクトに関して、ビリー・ジョー・アームストロングはこう語っている。
「子供の頃から俺はエヴァリー・ブラザーズのファンだったんだ。数年前、彼らの『ソングズ・アワ・ダディ・トート・アス』っていうアルバムを初めて手に取ったんだけど、すぐさまこの作品にのめりこんじまった。毎日のようにこのアルバムを聴いてて、ふと、このアルバムをもう一度俺の解釈で作り直してみるのもいい考えかもしれないって思ったんだ。女性シンガーと一緒にね。そこで、ノラの事が頭に浮かんだんだ。彼女はロックからジャズ、そしてブルースまで歌えるシンガーだからね。それに、彼女のハーモニーは絶対に素晴らしいものになるって考えてたんだ。彼女と一緒にやることで、この作品に収録されている楽曲が別の意味を持つものへと発展していくだろうって思ったし、それに彼女はアレンジ力も素晴らしいからね。昔のトラディショナル楽曲、カントリー・ソング、それに讃美歌といったものにすごく関心があった。このアルバムを作り終えた時、ノラは俺を見てこう言ってたよ、“まさか自分がカントリー・アルバムを作るなんて思ってもみなかったはずでしょ?”ってね」

ノラ・ジョーンズもエヴァリー・ブラザーズの長年のファンであり、以前のバンドでは「バード・ドッグ」のカヴァーも披露していた事もあるという。彼女は自分を「ハーモニーとカントリー音楽が好きでたまらない人」とも表現しているほどだ。ノラ・ジョーンズは、このプロジェクトに関してこう語っている。
「ビリー・ジョーの楽曲に対する熱中度や、彼の低いキーで歌う音楽へのオープンなアプローチ方法は、とても魅力的だったわ。彼は自分のアイディアに固執するような事はなかったし、私達自身、音楽的にこれが正しいって思える何かをお互いに発見していく過程はとても楽しい経験だった」

ビリー・ジョー・アームストロングと彼のエンジニアであるクリス・ドゥーガンはニューヨークを訪れ、ノラ・ジョーンズと共に、彼女のお気に入りのミュージシャン、ティム・ランツェル(b)とダン・レイサー(dr)を迎えて、マンハッタンにあるマジック・ショップ・スタジオで今作のレコーディングを行った。ビリー・ジョー・アームストロングとノラ・ジョーンズはギターとピアノを担当し、この4人の他に、フィドル奏者としてチャーリー・バーンハム、そしてペダル・スティール・ギター奏者としてジョニー・ラムがレコーディングに参加している。

「この作業はとても楽しくて、とても実験的だったわ。オリジナルの曲をどんどん簡素化していって、ちょっとだけふんわりとした感じにしていく作業に熱中していたの。簡素化していく事で、そこに私達独自の解釈を再構築していくスペースが、たくさん生まれたの」 ─ ノラ・ジョーンズ
●『Foreverly』

1. Roving Gambler
2. Long Time Gone
3. Lightning Express
4. Silver Hair Daddy Of Mine
5. Down In The Willow Garden
6. Who’s Gonna Shoe
7. Oh So Many Years
8. Barbara Allen
9. Rocking Alone
10. I’m Here To Get My Baby Out Of Jail
11. Kentucky
12. Put My Shoes Away