ほんとうの
ボブ・ディラン(Bob Dylan)とはいったいどんな人間なのか? 著者デイヴィッド・ドールトンが、ディラン本人のインタヴューやレコード、自伝や映画をはじめとする、あらゆる資料を徹底的に調べ上げ、ボブ・ディランの真実の姿に迫る。単行本『ボブ・ディランという男』が9月26日発売。
ボブ・ディランはシャイで、これまで何度も人々に見せるキャラクターを作り替えてきた。そのプロセスをデイヴィッド・ドールトンが鮮やかな文章で、
愛情とユーモアを持って解説するこの本はファンなら必読書です!
──ピーター・バラカン
●『ボブ・ディランという男』
デイヴィッド・ドールトン=著 菅野ヘッケル=訳
A5判/448頁/定価3,150円/9月26日発売
謎多き男、ボブ・ディラン。砂嵐の土地から出てきたシンガー、街のちんぴら、ランブリン・ジャックの息子、フォークの救済主、夜の都会のランボー、旧約聖書の預言者、アーミッシュの農夫、気さくなご近所のカウボーイ、顔を白くぬった死の無言劇役者、キリストのようなボブ、再生派の洗礼を受けたボブ、ユダヤ教徒のボブ、WWFのベルトをつけたエルヴィスふうのディラン、終わりなきツアーのディラン、生きた国宝……。
【CONTENTS】
プロローグ
イントロダクション
第一章 神話が生れるまで
第二章 初期フォーク記念館
第三章 ウディの息子
第四章 ぶりーカー・ストリートのリル・アブナー
第五章 フォークの救世主
第六章 ジマーマン・レター
第七章 ビュイック6から
第八章 幻覚のアルファベット
第九章 ワイヤードなボブ
第十章 どんな気がする? 一秒二十四コマの自画像
第十一章 やせた男のバラッド
第十二章 ゴジラ対モスラ
第十三章 ワイルドで移ろいやすいサウンド
第十四章 救急車が去ったあと
第十五章 幸運な人はいる、だけどあれは事故だった
第十六章 ボブの頭のなかの五十四分間
第十七章 タイニー・モンゴメリーとはだれなのか?
第十八章 カウボーイ・エンジェルの出現
第十九章 だれの眼にも見えない男、ナッシュヴィルへ行く
第二十章 記憶喪失
第二十一章 ディランはいかにしてディランになったか
第二十二章 土星の環の下で
第二十三章 ボブの復活 ボブの第二の生
第二十四章 ボブのワイルド・ウエスト(ヴィレッジ)・ショウ
第二十五章 七〇二号室の神の顕現
第二十六章 ダウン・ザ・ロード
第二十七章 ウェン・アイ・ペイント・マイ・マスターピース
第二十八章 さまざまな謎