HOME > ニュース >

映画音楽の巨匠が大いに語る、単行本『エンニオ・モリコーネ、自身を語る』が発売中

2013/09/04 09:34掲載(Last Update:2013/09/04 09:42)
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
エンニオ・モリコーネ、自身を語る
エンニオ・モリコーネ、自身を語る
『荒野の用心棒』『ニュー・シネマ・パラダイス』……数々の名作映画の音楽を手がけた映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)が、自身とその音楽、映画界での交友などを語った、単行本『エンニオ・モリコーネ、自身を語る』が河出書房新社より発売中
●『エンニオ・モリコーネ、自身を語る』
2,730円

「はじめは、映画音楽の作曲家になろうとは思ってもいなかった。自分のやってきた仕事に対する誇りと大きな情熱をもって言うのですが」-エンニオ・モリコーネ

本書は単なるインタビュー本に終わらず、(略)生い立ちから音楽家としてのキャリアについて、手がけてきた映画音楽や一緒に仕事をした映画人について、多彩なジャンルの作曲についてを、モリコーネ自身が語る貴重な記録であると同時に、モリコーネの人となりを窺わせてくれる興味深い書物になっている。(「訳者あとがき」より)


[目次]
最初の聞き手、マリア
セルジョ・レオーネと机を並べて
バッハという名の秘密
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と『スターリングラード攻防戦』
『アロンサンファン/気高い兄弟』―タヴィアーニ兄弟からタランティーノへ
『ミッション』―「台無しにしてしまうだけだ」
だいじな友人、ペップッチョ・トルナトーレ
アカデミー賞名誉賞とクリント・イーストウッドの友情
音の民主主義
破格のミュージシャン三様―メタリカ、ブルース・スプリングスティーン、ダイアー・ストレイツ
インスピレーションなど存在しない
偽名を使って―ダン・サヴィオとレオ・ニコルス
ボリス・スパスキーの凄まじいキングズ・ギャンビット
映画は簡潔と明瞭を求める
音楽は社会を映す鏡

[著者紹介]
モリコーネ,エンニオ[モリコーネ,エンニオ] [Morricone,Ennio]
1928年、ローマ生まれ。作曲家。映画音楽の作曲で世界的に有名。聖チェチーリア音楽院でゴッフレード・ペトラッシに作曲を学んだ後、テレビ・ラジオ向けの作曲を行う。61年公開の『ファシスト』で初めて映画音楽を手がけ、87年、『アンチッチャブル』でグラミー賞を受賞。アカデミー賞作曲賞には『天国の日々』『ミッション』『アンタッチャブル』『バグジー』『マレーナ』で計五回ノミネートされ、2007年、アカデミー賞名誉賞を受賞した

モンダ,アントニオ[モンダ,アントニオ] [Monda,Antonio]
1962年、ローマ生まれ、ニューヨーク在住。ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・アーツ准教授。小説、評論の執筆のほか、ドキュメンタリー映画の監督、製作にも携わる。イタリアの日刊紙・雑誌への寄稿でも知られ、イタリア、アメリカの両国で映画と文学を中心とする多くの文化イベントのプロモーターをつとめる

中山エツコ[ナカヤマエツコ]
1957年、東京生まれ。東京外国語大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。ヴェネツィア大学文学部卒業。現在、ヴェネツィア大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
『荒野の用心棒』『ニュー・シネマ・パラダイス』…映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが、自身とその音楽、映画界等を存分に語る。