
WOWOW アニメーション監督・今 敏 全映像作品 完全放送!
2010年に他界したアニメーション監督の今 敏。映画からTVシリーズ、遺作となった短編まで、全映像作品をWOWOWが8月に一挙放送。
<ラインナップ>
●『PERFECT BLUE』[R指定] 8月4日(日)夜11:30
1998年公開の、今 敏の監督デビュー作となるサイコサスペンス。アイドルグループ“チャム”で活動していた霧越未麻は、独立して女優になる道を選ぶ。だが、仕事はアイドル時代のイメージとは真逆の汚れ役ばかりで、スタッフやファンも困惑する。そんな中、未麻にストーカーの影が迫り、脚本家やカメラマンなど周囲の人々が殺される事件が発生。未麻は次第に精神のバランスを崩していく。キャラクター原案は漫画家の江口寿史。
●『千年女優』 8月4日(日)深夜1:00
伝説の女優が語る半生記が、やがて時空を超えた展開を見せる異色ファンタジー。30年前に突然銀幕から姿を消した大女優・藤原千代子へのインタビューを取り付けた番組制作会社社長・立花源也は、カメラマンとともに彼女の屋敷を訪れる。関東大震災の日に生まれたという彼女は、学生時代の初恋などを語り、いつしか記憶は出演作の内容と入り交じっていく。黒澤明監督の『蜘蛛巣城』(‘57)など、往年の名画を引用した演出も。
●「妄想代理人」 第1話〜第13話 8月11日(日)夜11:30〜
東京・武蔵野で起きた謎の通り魔事件をめぐるサイコサスペンス。人気キャラクターを手掛け一躍有名デザイナーとなった鷺月子だが、周囲の期待が重く、社内で孤立していた。ある日、帰宅中の月子はバットを持ち金色のローラーブレードを履いた少年に襲撃され負傷する。警察の捜査は思うように進まず、いつしか犯人は“少年バット”と呼ばれ世間の話題になっていく。そんな中、少年バットによる第2の犯行が発生する。
●『東京ゴッドファーザーズ』 8月16日(金)深夜1:00
東京を舞台に3人のホームレスとひとりの赤ん坊が体験する小さな奇跡を描く感動作。クリスマスの夜、新宿の裏通りを根城にするホームレスの中年男・ギン、オカマのハナ、家出娘のミユキは、ゴミ置き場に捨てられた赤ん坊を発見する。“清子”と勝手に命名し育てようとするハナだったが、2人に説得され断念。手がかりになりそうな写真と名刺を頼りに、3人は親探しを始める。俳優の江守徹、梅垣義明、岡本綾が声優を担当。
●『パプリカ』 8月16日(金)深夜2:40
筒井康隆のSF小説が原作のサスペンス。若きサイコ・セラピスト千葉敦子は、“パプリカ”という外見も性格も異なる少女に変身し、クライアントの夢の中に入るセラピーを行なっていた。そんな中、頭部に装着することで互いの夢を共有できるサイコセラピー機器“DCミニ”が盗まれる。敦子が危惧した通り、DCミニの悪用により、精神を侵され異常な言動に出る人々が増えていく。事態収束のため、パプリカは夢の世界に入り込む。
●「オハヨウ」 8月17日(土)午前4:15
今 敏監督の遺作となった短編アニメ。朝起きてから出勤にむけて準備をする、ひとり暮らしの女性の様子を1分間で描く。映画『PERFECT BLUE』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』、TVシリーズ「妄想代理人」といった一連の今 敏監督作品を手掛けたマッドハウスが制作を務めている。
詳細は以下のURLのページでご覧になれます。
http://www.wowow.co.jp/pg_info/release/002607/index.php