スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、デイヴィッド・リー・ロスのバンドやBEATでエディ・ヴァン・ヘイレンやロバート・フリップの役割をこなしてきましたが、彼にとって最も困難な挑戦のひとつは、
ホワイトスネイク(Whitesnake)で
ジョン・サイクス(John Sykes)の後を継ぐということだったという。エディ・トランクの新しいインタビューの中で、こう話しています。
「彼のトーンを再現しようとするのは、他の誰よりも難しかったよ。彼がホワイトスネイクのあのアルバムを録音したとき、すべての条件が完璧に揃っていたんだ。ソングライティングやパートの構築だけでなく、トーンにおいても本当に素晴らしいものを残したよね。
(サイクスのギター・トーンは)とにかく超太かった。彼のハーモナイザー(ペダル)の使い方や音の広がり方を考えてみたよ。いわゆるダブリングが多いようには聴こえなかったからね。それでも完璧にハマっていて、広い音域をしっかりカバーしているように感じられたんだ」
ヴァイは、そうした試行錯誤と研究を重ねる中で、自身が参加した時代のホワイトスネイクがまったく別物であることを受け入れるに至ったという。そのため、サイクスのトーンやスタイルをそのままコピーするのではなく、よりクリエイティブなアプローチを取る必要があったという。
「ジョンのクラシックな楽曲をライヴで演奏する時になると、プリセットを踏んで少し音を広げるようにしていたんだよ。
正直に言って彼には脱帽だよ。あのアルバム(『Whitesnake』)で彼がやったことは本当にすごい。トーン、アティテュード、ビブラート、音選び、そして楽曲そのものまで、どれを取っても圧倒的だった」