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B.B.キング 公演後に出会った「将来ブルースギタリストになる」と話す13歳の女の子にネックレスを贈る、それから3年後、女の子はB.B.の前座を務めた

2026/03/24 18:30掲載
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Joanne Shaw Taylor and B.B. King (Image credit: Matt Lincoln/Future; Paul Natkin/Getty Images)
Joanne Shaw Taylor and B.B. King (Image credit: Matt Lincoln/Future; Paul Natkin/Getty Images)
公演後にギターピックを配っていたB.B.キング(B.B. King)。13歳のシャイな女の子は父親に背中を押されて貰いに行ったが、B.B.はすでに配り終え、ステージを降りていた。それでも女の子が手を振ると、B.B.はステージに戻り、女の子の前にひざまずき、「やあ、お嬢さん」と話しかける。女の子が「将来ブルース・ギタリストになるつもりです」と言うと、B.B.は自身のネックレスを外して、女の子にかける。それから3年後、女の子はB.B.のオープニング・アクトを務めた。女の子の名前は、ジョアン・ショウ・テイラー(Joanne Shaw Taylor)。現在は世界的ブルースギタリストとして活躍している。

ジョアンは米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、B.B.キングとの出会いを振り返っています。

「初めてB.B.に会ったとき、それはちょうど私が本格的にブルースにのめり込み始めた頃で、両親に連れて行ってもらった最初のライヴのひとつでした。彼はバーミンガムのNECで演奏していて、公演の終わりにギターピックを配っていました。

父は“ピックをもらってきなさい”と言ったんですが、当時の私はかなりシャイで、“いや、いいよ…”という感じでした。すると父がこう言ったんです。“いいかい、この会場にいる中で、13歳の女の子なんて、ほとんどいないんだ。きっと彼だって君にピックを渡したいと思ってるよ”。

それで私は、一目散にステージへ駆け下りたんですが、でも残念なことに着いたときには、もう彼はステージを降りてしまっていました。でも、たまたま振り返ってくれたので、私は彼に手を振ったら、彼はステージに戻ってきて、私の前にひざまずいてくれました。

彼の手はものすごく大きくて、大きなルビーの指輪をはめていたのを覚えています。彼は“やあ、お嬢さん。僕はB.B.キングだよ”と言いました。私は“キングさん、私はジョアンで、13歳です。将来ブルース・ギタリストになるつもりなんです。ギターピックをいただけませんか?”と話しました。でも彼はピックを切らしていたんです。すると彼はネックレスを外して、私にかけてくれました。

それから3年後、私は彼のオープニング・アクトを務めることになりました。たしか2001年だったと思います。ヨーロッパでいくつか彼と一緒に回りました。

こんなことを言えるなんて本当に光栄ですが、あの夜、13歳の小さな私の中では、B.B.キングに“ブルース・ウーマンになる”と伝えて、彼がネックレスをくれたことが、まるで承認の印のように感じたんです。だから、私は“自分は選ばれた存在なんだ!”って思っていました」