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イーグルス「Hotel California」 作曲したドン・フェルダーが回想、ブラック・サバスの音漏れ問題/デモ版とは異なるソロを許さなかったドン・ヘンリー他

2026/03/24 16:30掲載
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Eagles / Hotel California
Eagles / Hotel California
イーグルス(Eagles)の名曲「Hotel California」。作曲したドン・フェルダー(Don Felder)は英Classic Rockのインタビューの中で、この曲の誕生について回想しています。

「『One Of These Nights』を出したばかりだった。あれは僕らにとって大成功を収めたアルバムだったんだけど、次々アイデアを出さなきゃいけないプレッシャーの中にいてね。だから僕は、ベッドルームの奥に置いてあった小さなオープンリールのTEAC製4トラック・レコーダーで、16曲か17曲くらいのデモのアイデアをまとめて録音していたんだよ。

7月のある日、(子どもと一緒に過ごしていた)マリブのビーチハウスで、ショートパンツにTシャツ、ビーチサンダルという格好でソファに座りながら、ギターを弾いて気ままに試していたんだ。

(彼の頭の中に象徴的なコード進行が浮かび、それを弾き、また弾き、さらに弾いた。4、5回ほど繰り返した)

これは忘れないうちに録音しておかない!と思って。それで寝室に駆け込んでTEACを回して、そのコード進行を5回くらい通して弾いてからスイッチを切って、また子どもたちのところに戻ったんだよ」

数週間後、彼はそのアイデアのデモをドン・ヘンリー(Don Henley)とグレン・フライに聴かせると、2人はその中に何かを感じ取りました。ヘンリーは後に「これには可能性がある。面白いものに仕上げられそうだ」と思ったと語っています。

イーグルスは筋金入りの完璧主義者として知られており、この曲を完成させるまでに3度のレコーディングを要しました。最終的なセッションはマイアミのクライテリア・スタジオで行われましたが、隣のスタジオにはブラック・サバス(Black Sabbath)がレコーディング中でした。

サバスのギタリスト、トニー・アイオミはこう振り返っています。

「イーグルスが隣でレコーディングしていたんだけど、俺たちの音がデカすぎて迷惑をかけてしまった。壁越しに音が漏れ続け、彼らのセッションの邪魔になっていたんだ」

問題を引き起こしたのは外部の影響だけではなかったという。レコーディング・セッション中、フェルダーはデモとは異なる別のソロを弾き始めると、ヘンリーがセッションを中断させ、デモで弾いたのとまったく同じものを弾くよう強く求めたという。フェルダーはこう話しています。

「ドン・ヘンリーが“ストップ、それは違う”って言ったんだよ。それで僕は“何が違うんだ? これからソロを作っていくところじゃないか”って言い返した。すると彼は“いやいや、デモに入っているのと、まったく同じように弾かなきゃダメだ”って言うんだよ。

(結局フェルダーはそのデモを探し出し)

スタジオで、1年前に自分が弾いたフレーズを改めて覚え直すことになったんだ」