3度のグラミー賞を受賞し、ブルース界の生ける伝説として世界中を魅了し続ける
ボビー・ラッシュ(Bobby Rush/92歳)のオフィシャル・ドキュメンタリー『King of the Chitlin’ Circuit』が制作されています。Deadlineが報じています。
ラッシュの70年にわたるキャリアと人生の軌跡をたどる本作は8月にミシシッピ公共放送で放送予定。監督はアル・ウォーレンが務めており、タイウォ・ゲイナーがプロデュースを担当します。
撮影は2年以上にわたって行われ、「ステージでのパフォーマンスから深夜の内省、そしてその合間に訪れる静かなひとときまで、旅を続けるブルースマンとしての人生の浮き沈みを捉えている」と報じています。
ラッシュは本作についてDeadlineに、こう話しています。
「若い頃にこういう機会があればよかったと思うが、自分の物語を語り、感じていることを表現するのに遅すぎるなんてことはない。この作品は、これまで明かすことのなかったであろう自分の一面を捉えている。これが私個人にとってだけでなく、私と同じ立場にいるあらゆる黒人男性にとって、さらにはミシシッピからメインに至るまで、黒人であれ白人であれ、自分の物語を語りたいと願うすべての人にとって、かけがえのない作品になればと願っています」
プロデューサーのタイウォ・ゲイナーはこう付け加えています。
「この作品の最初のインタビューで、ボビーが私に語った最も印象的なことの一つは、“人生で最も大切なものは何か”と尋ねられた時でした。ボビーは少し考えてからこう答えました。“自分にとって一番大事なのは、記憶を持ち続けることだ。お金でも地位でもなく、記憶なんだ”と。なぜなら、自分が何者であるかは、記憶とそこに宿る物語と結びついていると、彼は知っていたからです」