国際レコード産業連盟(IFPI)の年次音楽ビジネスレポート「グローバル・ミュージック・レポート2026」によると、2025年の世界の録音(レコーディング)音楽産業の売上は11年連続で成長し、売上高は過去最高の317億ドルに達しました。
2025年もストリーミングが録音音楽市場を牽引しており、ストリーミングの売上は220億ドルを超え、録音音楽市場の売上の69.6%を占めています。IFPIの報告によると、有料ストリーミング・サブスクリプション・アカウントのユーザー数は現在、世界全体で8億3700万人に達しており、前年の報告書で集計された7億5200万人から増加しています。
アナログレコードの売上は好調で13.7%増加したことに牽引され、フィジカル・フォーマット(CD、レコード、カセットほか)は2024年の3%減から一転、2025年は8%増となりました。
世界第1位の市場である米国は世界総売上の38.7%を占め、2025年を通じて4億ドル以上の売上増を記録しました。
世界第2位の市場である日本は、2025年に成長軌道に戻りました(8.9%増)。
注目すべきは中国で、2025年にドイツを抜いて世界第4位の市場となり、売上高は20.1%増加しました。中国は近年、一貫して堅調な二桁成長を記録しており、2022年は28.4%、2023年は25.9%、2024年は9.6%増加しました。
また日本や中国を含んだアジア全体は、2025年も依然として世界最大のフィジカル音楽市場の地域であり続けたことも報告されています。
英国(第3位)は4.8%増、ドイツ(第5位)は1.7%増、フランス(第6位)は3.7%増でした。