
Bettina Köster Photo by David Fischer
ノイエ・ドイチェ・ヴェレ(ジャーマン・ニュー・ウェイヴ)バンドのMania Dや
マラリア!(Malaria!)で活躍、ドイツ出身のヴォーカリスト、ソングライター、サックス奏者、女優、プロデューサーのベッティーナ・コスター(Bettina Köster)が死去。コスターは晩年、イタリアに在住していて、同国のメディアStileTVによると、3月16日にカパッチョ=ペストゥムで亡くなりました。66歳でした。
コスターは1978年、ベルリンを拠点とするアヴァンギャルド・エレクトロニック・バンドDin A Testbildの初期メンバーとしてサックスを担当し、音楽活動をスタートさせた。
1979年5月、コスターはグドゥルン・グーらと女性だけのバンドプロジェクト、Mania Dを結成した。ポストパンク、インダストリアル、ムジーク・コンクレートの実験的な側面を取り入れ、1980年にシングルをリリースした。この頃、コスターはNachdenkliche WehrpflichtigeやLiebesgierともレコーディングを行っていた。同年、ニューヨークでの公演とライブ盤のリリースを経て、Mania Dは解散した。
1981年、コスターはグーと共にマラリア!を結成した。マラリア!は、ミニマルなエレクトロニクス、実験的な歌詞、そして暗く抽象的なグルーヴを融合させ、ドイツのポストパンクおよびニュー・ウェイヴ・シーンの旗手として活動した。
バンドは1981年に伝説的DJジョン・ピールのためにセッション録音を行った。ピールは彼女たちをを「ノイズの女王たち」と称し、彼女たちの初期の録音を推し、ノイエ・ドイチェ・ヴェレ・シーンへの注目を集める一助となった。
彼女たちは、アメリカとヨーロッパ両方のインディーズ・チャートでトップ10入りした「New York Passage」や「How Do You Like My New Dog?」などのシングルをリリースし、1982年にはアルバム『Emotion』を発表した。また。ニーナ・ハーゲン、ザ・スリッツ、ニュー・オーダー、ザ・バースデイ・パーティー、スージー・アンド・ザ・バンシーズ、ジョン・ケイルとのツアーやサポート・アクトを務めた。
マラリア!は、1982年から1984年にかけて録音された楽曲を収録し、現在でもクラブで聴かれる2つのヴァージョンの「You You」をフィーチャーしたEP『Beat the Distance』のリリース直後、1984年に解散した。
当時ニューヨークに住んでいたコスターはソロ活動を開始し、映画界にも進出した。マラリア!は90年代初頭に短期間再結成し、その後、再び解散した。そのユニークで革新的な作品は、その後のパンク、オルタナティブ、エレクトロニック、ゴシック系のバンドに多大な影響を与えた。