
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland: UK
英国政府は、著作権とAIに関する当初の計画を撤回。テクノロジー企業がAIモデルの学習に、アーティストの許可なしに著作権で保護された作品を使用することを認める計画を撤回しています。
当初の計画は、AI企業がモデルの学習に著作権で保護された作品を無許可で使用することを認め、権利者にはオプトアウト(拒否)の選択肢を与えるというものでした。この計画にはエルトン・ジョン、ポール・マッカートニー、ケイト・ブッシュ、ジミー・ペイジらも反対の声をあげていました。
英BBCによると、リズ・ケンダル英テクノロジー相は声明でこう述べています。
「私たちは耳を傾けてきました。クリエイター、AI企業、業界団体、労働組合、学者、そしてAI導入企業と幅広く意見交換を行い、その議論が私たちの方針形成に反映されています。したがって、本日、政府としては、もはや特定の優先案を持っていないことを確認いたします」
英国政府は、著作物の利用方法についてクリエイターが管理できるようにしつつ、AIモデルが文章、音楽、動画といった作品を学習する必要があることも認めることで、両分野の利益のバランスを取ろうとしています。
政府は3月18日に公表した報告書で、「これらの目標をどのように達成すべきかについて合意は得られていない」と述べており、今後の展開については明確な結論は出ておらず、政府は「経済および英国国民のための目標を達成できると確信できるまで」は著作権法の改正を行わないとしています。