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デイヴ・グロール、テイラー・ホーキンスの死を乗り越えるために音楽を「支え」として使ったことを明かす 「いまだにうまく受け止めきれない」とも

2026/03/19 11:22掲載
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Foo Fighters
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フー・ファイターズ(Foo Fighters)デイヴ・グロール(Dave Grohl)は英Mojoの新しいインタビューの中で、バンドメイトだった故テイラー・ホーキンス(Taylor Hawkins)の死について語り、ホーキンスの死を乗り越えるために音楽を「支え」として使ったことを明かしています。グロールは4年経った今でも、彼の死を「いまだに、うまく受け止めきれないでいる」とも語っています。

「テイラーを失うなんて、あってはならないことだった。あの出来事で俺たちの世界はひっくり返り、人生のあらゆることを問い直すことになった。本当に……あまりにも不公平だった。いまだに、うまく受け止めきれないでいる」

2022年3月25日、コロンビアのボゴタにあるホテルの部屋で、ホーキンスは亡くなりました。フー・ファイターズが公演を予定していた数時間前のことでした。ファンがその知らせに悲しみに暮れる一方で、バンドのメンバーたちはグロールのホテルの部屋に集まり、「酒を飲みながら泣いた」という。

それからの数日間、現実がにじわじわと押し寄せる中で、グロールはホーキンスのことを考えないでいられるものを必死に探したという。

「静けさが怖かったんだと思う。感情に向き合うことに恐れていた。本当は、もう少しその静けさに向き合うべきだったし、もう少し深く掘り下げるべきだったのかもしれない。音楽が“気晴らし”だとは言いたくないけど、折れた手足を支える松葉杖みたいに頼っていたのは間違いない」

グロールは、1994年のカート・コバーンの死という「胸が張り裂けるような経験」が、フー・ファイターズのアルバム・リリースと、ツアーを行うきっかけになったと語り、今回も最善の策は同じことをすることだと決めたという。つまり、バンドを続け、新しい音楽を作り、それを携えてツアーに出るということでした。

「それは俺たちにとって、やらなければならないことだと気づいたんだ」とバンドを続ける必要性に触れ、「だって、以前にも一度、俺たちを救ってくれたことがあるからね」と付け加えています。

グロールは同じインタビューの中で、ここ数年、自分の人生についてどのように考え方が変わったかも語っています。

「自分の野心や目的を見つめ直す必要があった。これまでのプロジェクトの多くは、本当にやる必要があったからじゃなくて、自分ができることを証明するための表面的な承認欲求に過ぎなかった。俺はじっとしていられないタイプだからね。休暇も取れなかったし、寝るときはテレビをつけていないとダメだった。怖かったのは、あの静けさ――静寂だった。

今は見えている地平線がまったく違う。これから数年のうちに、フー・ファイターズがロックショーをやりながら世界中を駆け巡るのが大好きだってことを、改めてみんなに思い出させるようなことをたくさんやるつもりだよ。以前は、ガス欠寸前の状態で無鉛ガソリンで走っているようなものだった。でも今は――ディーゼルをガンガン燃やしてる感じさ」