Geoff Tate / Operation: Mindcrime III
クイーンズライク(Queensryche) の1988年アルバム『Operation: Mindcrime』は史上最高のコンセプト・メタル・アルバムの1つとも言われ、アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンもかつて「完璧」と称賛していました(詳しくは
こちら )。当時のリード・シンガーで現在はソロなどで活躍している
ジェフ・テイト(Geoff Tate) は、このシリーズの第3章で、最終章となるアルバム『Operation: Mindcrime III』から1stシングル「Power」をリリース。YouTubeで聴けます。
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アルバムは海外で5月3日発売。『Operation: Mindcrime III』は、1988年の『Operation: Mindcrime III』、2006年の『Operation: Mindcrime II』に続く第3章で、最終章となる作品です。
『Operation: Mindcrime III』は、
ディスターブド(Disturbed) のベーシストであるジョン・モイヤーがプロデュースを担当しました。彼は10年以上にわたりテイトと仕事をしており、今回が2人の共同制作となる4作目のアルバムです。
また、テイトのソロ・バンドで演奏しているギタリスト、キエラン・ロバートソンにとっては初のスタジオ・アルバム参加です。ロバートソンは『Operation: Mindcrime III』で大きな役割を担い、アルバムの多くの楽曲をテイトと共作しました。
『Operation: Mindcrime III』はコンセプト・アルバムで、物語は、薬物中毒の主人公ニッキーが謎の人物ドクターXに操られ暗殺者として革命組織に関与していくというストーリーが引き続き描かれます。ただし、これまでの2作とは異なり、『Operation: Mindcrime III』では「ドクターXの視点」から物語が語られます。
ジェフ・テイトはUltimate Classic Rockの新しいインタビューの中で、こう話しています。
「アイデアのインスピレーションが本格的に湧き始めたのは2020年頃だったと思う。それから、もう一度(『Mindcrime』の)アルバムを作ることを考え始めたんだ。
彼(ドクターX)は人々に対して多大な影響力を持ち、とてもカリスマ性がある。彼はとても裕福で、いろいろと裏で手を回せる人物のようにも見えるが、でも、どうやってそこまで上り詰めたのかは分からないし、何が彼を突き動かしているのかも分からない。そういうことを考え始めたのがきっかけで、今のところにたどり着いたんだよ」
キエラン・ロバートソンはこう話しています。
「僕はこういうやり方で取り組むことにした。自分はクイーンズライクの音楽で育ってきたし、『Operation: Mindcrime』が大好きなんだよ。だから“あの(オリジナル)アルバムのファンとして、自分ならどういうサウンドを聴きたいか”という視点で書こうと思ったんだ。実際に、完全にその考え方で曲を書いたよ。
この新しいアルバムのために曲を書き始めた頃には、ツアーで『Operation: Mindcrime』を3年くらい演奏し続けていた。だから、細かなニュアンスからギターパート、ソングライティングに至るまで、オリジナル・アルバムのすべてをほぼ完璧に把握していたんだ。やっぱり同じものを何度も演奏していると、自分の作曲やスタイルにも影響が出てくるものだしね。実際に腰を据えて書き始めたときは、アイデアがどんどん湧いてきたよ」
テイトは、『Operation: Mindcrime III』をオリジナル・クイーンズライクが再結集して制作する考えなかったのか?と質問され、「そんな考えは一度もなかったよ」と答え、こう続けています。
「クイーンズライクは30年間にわたる素晴らしいキャリアを築いた。俺たちはたくさんの素晴らしいアルバムを作り、信じられないほど素晴らしい曲を書き上げた――本当に充実した活動だった。ご存知の通り、ほとんどのバンドは5年や10年も続かないなか、俺たちは30年も続けたんだ。これはかなり驚くべきことだよ。
俺たちには俺たちの時代があった。良かった時は、本当に最高だった。まあ、自然な流れってやつなんだろうね。人生って、人は様々なタイミングで関係を終わらせるものだからさ。すべての関係が永遠に続く必要はない。だから、それぞれの道へ進んだんだ。
俺も自分の道を進んできたし、それには納得している。俺たちの残したレガシーや成し遂げたことには誇りを持っているし、あれほど長く続けられたことに心から感謝しているよ」
■『Operation: Mindcrime III』
1. "The Scene of the Crime"
2. "You Know My F--king Name"
3. "The Answer"
4. "Vulnerable"
5. "I’ll Eat Your Heart Out"
6. "Do You Still Believe?"
7. "The Devil’s Breath"
8. "Ascension"
9. "Set You Free"
10. "Descension"
11. "Power"
12. "You Can’t Walk Away Now"
13. "A Monster Like Me"