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チルドレン・オブ・ボドムが再結集したアレキシ・ライホ・トリビュート公演でフロントマンを務めたサミー・エルバンナ、参加の経緯と今後について語る

2026/03/12 17:21掲載
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Children of Bodom live at Tavastia, Helsinki 26.2.2026
Children of Bodom live at Tavastia, Helsinki 26.2.2026
2月末、チルドレン・オブ・ボドム(Children Of Bodom)のメンバーが再結集して、亡くなったフロントマン、アレキシ・ライホ(Alexi Laiho)と、彼らが共に作り上げた音楽のレガシーに捧げるトリビュート・コンサート『A Celebration Of Music』がフィンランドのヘルシンキにあるクラブ、タヴァスティアで開催されました。

当日は、ギタリストのアレクザンダー・クオファラ、ベーシストのヘンカ・ブラックスミス(ヘンカ・セッパラ)、ドラマーのヤスカ・ラーチカイネン、キーボードのヤンネ・ウィルマンが再結集。また長年の友人であるロスト・ソサエティのヴォーカリスト/ギタリスト、サミー・エルバンナも参加し、ライホが担っていた役割を引き継いでいます。

当日の映像はネット上で広く拡散され、各映像には感嘆のコメントが多数寄せられています。公演の映像などはこちら

サミー・エルバンナは英Metal Hammerの新しいインタビューの中で、この公演に参加することになった経緯、そして、この編成のボドムに今後の展開はあるのか?などについて語っています。

Q:バンドがアレキシを称えるために再結集するという話を、最初に聞いたのはいつですか?

「いつかは何らかのトリビュートが行われるだろうとは予想していた。コロナの後、マネージャーと話している時に“メンバーに連絡して、何か計画しているか聞いてみようか? 君が参加することに興味があるって伝えてもいい?”と尋ねられたんだよ。俺は“彼らには必要なだけ時間をかけてもらえばいい。でも、もし何かをやることになって、俺に手伝えることが少しでもあるなら光栄に思うよ”と答えた。そこから話がどんどん進んでいったんだ」

Q:その連絡から公演実現までどれくらいかかりましたか?

「アイデアが決まってから、全部で1年かかった。でも、セットリストを考え始めてからだと6か月だね」

Q:つまり、6か月でボドムの曲を20曲マスターしたわけですね。いちばん難しかったのはどの曲ですか?

「“Blooddrunk”。リズム的に、後期のボドムの曲は初期のものとは違うんだ。初期の曲はもう自分のDNAに染みついているようなものなので、苦労したのは新しい曲だけ。こういうことをやるなら、きっちり完璧にやらなきゃいけないと分かっていたから、6か月間、毎日これらの曲を弾いていたよ」

Q:プレッシャーはどれくらい感じましたか?

「最悪ってほどではなかった。というのも、バンド内でも観客にも、俺が誰かの代わりをしているわけではないということがはっきりしていたからね。でも、もちろん、満員の観客の前で、最高の状態でボドムの曲を20曲演奏しなければならないと分かっていたので、それは大きなプレッシャーだったよ」

Q:初公演については、どう評価しますか?

「何ひとつ変えたいところはないよ! 開演前には15分ほどの美しい映像が流れて、バンドやアレキシの未公開映像もたくさん含まれていたので、最初からとても感情的な雰囲気だった。でも実際にライヴのイントロテープが流れた瞬間、俺は“さあ、ぶちかましていこうぜ!”って気持ちになった。お客さんは涙ぐんでいたし、俺もそうだった。でも最初の音を鳴らした瞬間に“そうだ、これこそがこの曲のあるべき姿だ!”って思えたんだよ」

Q:この編成のボドムに今後の展開はあるのでしょうか? もっと彼らと一緒にライヴをやりたいと思いますか?

「正直、わからない。俺たちはこの2公演についてしか話していなくて、優先すべきだったのは、とにかくそれをできるだけ特別なものにすることだった。メンバーにも言ったんだけど“このライヴが終わった後も、俺はこれらの曲を演奏し続けることになるよ。だってこれら曲がめちゃくちゃ好きなんだから”。人生の大半を共に過ごした曲たちだし、それはこれからも変わらない。2夜の反応は本当に素晴らしかったから、現時点ではそれ以上のことはまだ考えられないんだよ」

Q:でも、もしメンバーから「もっとライヴをやろう」とか「ツアーに出よう」と声がかかったら、受けるつもりですよね?

「俺たち仲間だからね、もちろんさ!」

Q:タヴァスティア公演の映像や音源を、会場に来られなかった人のためにライヴ・アルバムとしてリリースする可能性はありますか?

「今の時代のすごいところは、すでにたくさんの映像が世の中に出回っていることだよ! 手持ちカメラで撮られた映像は、公演に参加できなかった人々がその様子を垣間見られるという点で素晴らしい。それ以上のことについては、まだわからないな」

Q:アレキシとの一番の思い出は?

「2014年に、フィンランドで、また一緒にツアーをしたんだ。そのとき、俺は(バンドの内輪グループである) ヘイト・クルーに入りたいと頼んだんだよ。で、その儀式がシャワー室で裸になるというものでね。足を持たれて逆さまにされて、バーボンを口に注がれるんだ。あれは一生忘れないよ。これ以上の詳しいことは言わないけど、あのクレイジーさも含めて、俺にとってはとても特別な出来事だったよ。ハハ!」