Spotifyは、3月11日に公開した最新のLoud & Clearレポートで、2025年には1万3800人以上のアーティストが同社プラットフォームだけで10万ドル(約1580万円)以上を稼ぎ、前年の2024年よりも約1,400人増えたと報告しています。
10万ドル以上を稼いだアーティストの3分の1以上は「この十年間でロイヤリティを10倍に増やしており」、また、2022年に10万ドルの大台を超えたアーティストの10人中8人は「それ以降も毎年その水準を維持している」という。同社は10万ドル以上を稼いだアーティストの85%が米国以外を拠点としているとし、「現代の音楽経済は、これまで以上に多くの国で、より多くのキャリアアーティストを、かつてない速さで生み出している」と付け加えています。
同社によると、2025年に100万ドル(約1億5800万円)の大台を超えたアーティストは1,500人を超えたという。「彼らの多くは誰もが知っている名前ではなく、今後も世界的なトレンドになることはないかもしれません。ストリーミング時代は成功を少数の世界的スターに限定していません。世界的な知名度がなくとも、意義あるキャリアを築けるのです」と書いています。
同社によると、Spotifyのトップ80アーティストは全員、2025年に1,000万ドル(約15億8000万円)以上を稼いでいます。
レポートでは、Spotifyは音楽業界に110億ドル超を支払い、ストリーミングサービス開始以来の累計支払額は700億ドルに達したとも報告。これは前年から10%超の増加だという。これらの支払いの半分はスーパースターアーティストではなく、インディーのアーティストやレーベルによって生み出されたものだと同社は述べています。
同社はまた、Spotifyからの収益が増加しているのは上位アーティストだけではないと強調しています。2025年、Spotify上で10万番目に収益の高いアーティストはSpotifyからのロイヤリティが7,300ドル(約115万円)超に達しましたが、10年前は10万番目に収益の高いアーティストのロイヤリティはわずか350ドル(約55,000円)だったという。「10年で20倍以上の増加」にあたるし、その伸びは収益上位10位以内に入るアーティストの増加率の3倍のペースだという。
同社はまた、プラットフォームのグローバルなリーチ力を強調しており、音楽をSpotifyで公開してから2年後には、アーティストのロイヤリティ収入の半分以上(、平均)が母国外から得られていると指摘しています。
Spotifyで稼いでいるアーティストも地理的に多様化しているという。Spotifyによると、昨年にSpotifyから50万ドル以上のロイヤルティを得たアーティストは75カ国に及んでおり、前年の66か国から増加。1万ドル規模のアーティストは150を超える国々にわたっているという。さらにSpotifyは、2025年は16の異なる言語の楽曲がSpotifyのGlobal Top 50チャートに入り、「2020年の倍以上の数」だったとも述べています。
ソングライターに関しては、Spotifyは2025年が「プラットフォーム史上最大の年間音楽出版料支払い額」だったとし、過去2年間で、およそ50億ドルを「ソングライターを代表する出版社や団体」にを支払ったと報告しています。
■Loud & Clearレポート
https://loudandclear.byspotify.com/