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エアロスミス×Run-D.M.C.「Walk This Way」 ダリル・マクダニエルズ回想 「“みんな黙れ、ヒップホップはここに根付いた”って宣言する証みたいなもの」

2026/03/10 13:51掲載
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Aerosmith and Run-D.M.C., photo via Twitter/@RecordingAcad
Aerosmith and Run-D.M.C., photo via Twitter/@RecordingAcad
エアロスミス(Aerosmith) × Run-D.M.C.による歴史的なコラボレーション「Walk This Way」。Run-D.M.C.のダリル "D.M.C." マクダニエルズ(Darryl “D.M.C.” McDaniels)は米Peopleの新しいインタビューの中で、このコラボレーションについて振り返っています。

「俺はいつもこう言っている。“Walk This Way”のおかげで、ようやく俺たちもマイケル・ジャクソンやミック・ジャガーがどんな気分だったか分かったように感じたってね。“Walk This Way”が出てからは、どこへ行ってもみんな俺たちのことを知っていた。あの曲がジャンルの壁を越えて広がったからだよ。

俺たちはすでに“Rock Box”で成功していた。あれは最初のラップ・ロック・シングルだったし、“King of Rock”は2枚目のロック・ラップ・シングルだった。でも当時、俺たちを知っていたのはヒップホップが好きな連中、つまり近所の連中だけだった。

“Walk This Way”は、俺たちをこの世界の外へ連れ出してくれた。俺たちはずっと自分たちのカルチャーを信じていたけど、“Walk This Way”は“みんな黙れ、ヒップホップはここに根付いた”って宣言する証みたいなものだったんだ。

俺たちが最初に出てきた時、いつもこう言われていた。“ラップはどれくらい続くんだ? ディスコみたいにすぐ消えるさ”って。“Walk This Way”がヒットして、さらにアディダスと契約を結んだ後でも、評論家たちはまだ“5年後、自分たちはどうなっていると思う?”なんて聞いてきたんだよ。

俺たちにとって良かったのは、世界最高のMCとDJになるという純粋な情熱があったこと。俺たちは、パンクロック、ヒップホップ、ディスコ、ソウル、R&B――そういうものが全部一緒に存在する世代から来ている。でも、Run-D.M.C.がエアロスミスと一緒にやるまでは、それをはっきりした形で示した例はなかったんだ。

俺たちの時代は、土曜の昼12時に黒人の司会者ドン・コーネリアスの『ソウル・トレイン』を観た後、まだ外で遊ばなかった。そのあと午後1時からABCで白人の司会者ディック・クラークの番組が始まるからね。

だから俺たちは、その二つのジャンル、二つの世界を結びつけることができた。しかもRun-D.M.C.がやったことで、黒人も白人も、ロックもヒップホップも、パンクも、みんながこう気づいたんだ。“ああ、なんだ。俺たち、もうすでに一緒にこれをやってたんじゃないか”ってね」