インペリテリ(Impellitteri) を率いる、速弾きギタリストの代表格のひとり、
クリス・インペリテリ(Chris Impellitteri) は、Waste Some Time With Jason Greenの新しいインタビューの中で、日本での成功は「正直言って運が良かった。グラハム(ボネット)があれだけ多くの伝説的ギタリストと一緒にやってきたから、俺は“フリーパス”をもらったんだよ」と語り、またイングヴェイ・マルムスティーンとの比較は「ずっと続いて本当にうんざりした」とも語っています。
「みんなが俺をイングヴェイ(マルムスティーン)とか(リッチー)ブラックモアとかと比べてくれるのは光栄だよ。それに、誤解のないように言うけど、俺はイングヴェイが大好きなんだ。俺が18、19歳くらいの頃だったかな? 彼は俺より年上だけど、初めて彼を聴いたとき“これは最高だ、すごい”って思ったよ。彼がやっていたことの多くを、俺も意識的に学んだんだ。だってギタリストなら、進化したいと思うものだろう。それは、エディ・ヴァン・ヘイレンとか、アル・ディ・メオラ、パコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリンみたいな人たちを聴いていたのと変わらない。そういう影響の中に、もちろんイングヴェイもいたんだ。
よく“その影響を避けようとしてるんじゃないか”って思われるけど、そんなことはない。もちろん、すごいと思っていたよ。ただ同時に、イングヴェイから聴こえてくる多くの要素は、実は完全にオリジナルというわけじゃなかった。もともとは ウリ・ジョン・ロートから来ている部分が多かったんだ。彼はスコーピオンズでプレイしていた人だよ。ウリ・ジョン・ロートを聴いてみてほしい。彼はハーモニック・マイナーやディミニッシュのフレーズを弾いていて、クリーム色のストラトキャスターにスキャロップド・フレットボードを使っていた。そういうことをウリは1975年の時点ですでにやっていたんだ。俺もウリをかなり聴いてたんだ」
司会者が「かつてマルムスティーンやブラックモアとも仕事をしたグラハム・ボネット をインペリテリのヴォーカルに迎えたことで、比較がさらに強まったのでは」と指摘すると、クリスはこう答えています。
「グラハムの件は確かにその通りだね。彼をバンドに迎えるまで、こういう流れがあった。グラハムはまずディープ・パープルのリッチー・ブラックモアがレインボーに迎えている。ブラックモアの後には、たしかマイケル・シェンカーとも一緒にやっている。彼もまた伝説的なギタリストだ。そのあと(グラハムはアルカトラスを組んで)イングヴェイを迎えて、その後にイングヴェイの後任としてスティーヴ・ヴァイが入る。そしていくつかの活動を経て、俺のバンド、インペリテリに加わったんだ。
よく冗談で言っていたんだけど、日本では何が起きて、ああなったのか分からない。運だったのか、運命だったのか、俺たちの音楽や実力だったのか……誰にも分からない。でもバンドは爆発的にヒットした。日本では本当にうまくいった。
人から“どうやってそんなに成功したんだ?”とか、そんな質問をされるたびにね。俺は笑ってこう答えていた。“正直言って、運が良かったんだと思う。グラハムがあれだけ多くの伝説的ギタリストと一緒にやってきたから、俺はフリーパスをもらったんだよ”ってね。
俺が本当にすごいギタリストだったのか、それともひどかったのか、たぶん関係なかったと思う。あの国の観客はグラハムや、彼が一緒にやってきたギタリストたちを本当に愛していたから、“グラハムが一緒にやってるなら、クリスもすごいに違いない”って思ってくれたんだろうね。だからグラハムがバンドにいたのは大きなプラスだった。友人としても好きだったし、素晴らしいシンガーだったしね。
でも、そう、イングヴェイとの比較はずっと、ずっと続いた。それには本当にうんざりしたよ。繰り返すけど、俺はイングヴェイが好きだよ。でもさ、あまりにもそればかり言うのは、エディ・ヴァン・ヘイレンみたいにもっと大きな影響を与えた存在に対してフェアじゃないと思うんだ。アル・ディ・メオラもね」
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