The Bangles / Different Light
バングルス(The Bangles) の
ヴィッキー・ピーターソン(Vicki Peterson) は米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、2ndアルバム『Different Light』について振り返っています。
「彼(
プリンス )は私たちのライヴに来て、そのまま飛び入りで演奏してくれたのよ。ツアーマネージャーからメモが届いて“プリンスが来ていて、ぜひ一緒に演奏したいと言っている”って。私たちは“えっ? じゃあ、私のギター使って!”って感じだったわよ」
そんな流れから、スタジオに“Manic Monday”のデモが届きます。
「すごく綿密に作り込まれていた」とピーターソンは振り返っています。
ピーターソンによると、プリンスは、自分が録音したトラックの上に彼女たちのヴォーカルを重ねればいい、と提案したという。
「普通なら、みんな彼のトラックを喜んで使うわよ。だってプリンスなんだから。でも私たちは、この曲を自分たちなりのやり方でやりたかったのよ。
幸い、プリンスも私たちの(ヴァージョンの)仕上がりを気に入ってくれた。彼はリハーサルに来て、聴いて、親指を立てて、さっと出て行った。いかにも彼らしい、ミステリアスなやり方でね」
同曲を収録した1986年アルバム『Different Light』では、サンセット・サウンドでプロデューサーのデヴィッド・カーンとともに1日12時間の作業の日々を送っていたという。
「私たちの普段のやり方は、同じスタジオに4人全員で集まって同時に演奏して録音する、つまりロックバンドらしい形だったでした。
でもこの時は、いったん録ってから、あとでスネアドラム、ベース、私のギター全部…というふうに、音を一つずつ体系的に差し替えていくやり方をした。正直、ちょっとバカげていたわよね」
ピーターソンは、セッション自体は概ね楽しかったものの、カーンがメンバー同士を「歌い比べ」のように競わせたことには、今でも引っかかりを感じているという。特に「Walk Like an Egyptian」のときのことだという。
「理由はわからないけれど、なぜか彼はデビ(ピーターソン)の声がこの曲に合わないと思ったらしくて、彼女を外してしまった。当然、それはあまり良い雰囲気にはならなかった。それに、デヴィッドが私たちの中ではスザンナ(ホフス)の声を好んでいるのがかなり明白になって、結果的に彼女が歌う曲がどんどん増えていったのよ」
40年経った今、ピーターソンは『Different Light』に対して複雑な思いを抱いているという。
「いわば“真ん中の子ども”みたいな存在よね。もちろん、私たちのキャリアにとってとても重要なアルバムなのは間違いない。でも、シングル曲がカヴァーだったからか(“If She Knew What She Wants”“September Gurls”の2曲はカヴァー)、私の中での評価は少し低いのかもしれない。
ソングライターとしては、いつもそこがちょっと引っかかる。最初のアルバムのあと、二作目をどうやって作るのか、正直、本当にわからなかった。あまりにも消耗する作業だったから。でも、粘り強くやり抜いて、本気で取り組んだことは誇りに思っています」
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