HOME > ニュース >

セバスチャン・バック、トゥイステッド・シスターの今後の公演でフロントマンを務めることになった経緯を語る

2026/03/05 01:46掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Sebastian Bach
Sebastian Bach
スキッド・ロウ(Skid Row)セバスチャン・バック(Sebastian Bach)はSiriusXMのラジオ番組『Trunk Nation With Eddie Trunk』の新しいインタビューの中で、トゥイステッド・シスター(Twisted Sister)の今後の公演でフロントマンを務めることになったことについて、その経緯について語っています。トゥイステッド・シスターのジェイ・ジェイ・フレンチも同席して、同じ経緯について語っています。

セバスチャン・バックはまず、こう話しています。

「今、涙がこぼれそうなんだよ。俺は“SMF(sick motherfucker)ナンバー2”なんだ。ディー・スナイダーにそう名付けられたんだ。さっきまでディー・スナイダーと電話で話していて、45分くらい語り合った。お互いちょっと涙ぐみながらね。

俺は最近『Child Within The Man』というアルバムを出したばかりなんだけど、俺のオールタイム・フェイバリット・バンドのひとつがトゥイステッド・シスターなんだ。トゥイステッド・シスターの音楽は、大人の俺の中にいる子どもの自分を感じることができるんだ。それこそが新作で語っているテーマなんだ。ロックンロールという音楽は、それ自体がひとつの生命を持っているんだ、とね。

俺はさ、昔、学校に行くとき、ジャケットの背中にトゥイステッド・シスターのロゴを修正液で描いて、“これカッコいいだろ”て思っていたような少年だった(笑)。だから本物のファン、この音楽のファンなんだ。それが、まず何よりも俺がこれをやる理由なんだよ。そして、これらの楽曲のレガシーに敬意を表したいっていう気持ちもある。

俺はこれを、ポール・ロジャースがクイーンに参加したときとか、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズがAC/DCでブライアン・ジョンソンの代役を務めたときのようなものだと考えている。僕は昔からずっとトゥイステッド・シスターのファンだし、この音楽を愛している。心から愛しているんだ。“Tear It Loose”も好きだし、“Destroyer”も、“The Price”も大好きだ。俺は部屋に閉じこもって“The Price”を何度も練習した。こういう曲こそが、俺にロックを教えてくれたんだよ」

トゥイステッド・シスターとセバスチャン・バックのコラボレーションがどのように実現したのかについて、バンドのギタリスト兼マネージャーであるジェイ・ジェイ・フレンチは、こう答えています。

「知らない人のために言っておくけど、(司会の)エディ・トランクは俺らの歴史の分岐点に本当に面白い形で立ってきた人物なんだ。

2001年の(エディ・トランクらが司会を務めたチャリティコンサート)ニューヨーク・スティールで、俺たちを一度“死”から蘇らせてくれた。バンドは1988年から演奏していなかったし、知っての通り、9.11でニューヨークが危機に陥ったとき、君が電話をくれて“君たちがこのチャリティ公演でヘッドライナーを務めてくれたら最高だ”と言ってくれた。結果的に、その公演をきっかけにバンドが再結成したことが広まり、そこから17年間にわたるフェスのヘッドライナー出演へとつながった。世界的に、そしてそれまで経験したことのないレベルでバンドを生き返らせてくれたんだ。

多くの人は“We’re Not Gonna Take It”や“I Wanna Rock”の頃が俺たちの絶頂期だと思っているけど、実際には2003年以降、特にヨーロッパ市場で起きたことの方がはるかに大きかった。最終的には世界40カ国でプレイしたし、受け入れられ方も本当に驚異的だった。それもエディ・トランクがいなけれ起こらなかった。そして今回もまた、エディ、君は分岐点に立っている。それは俺にとって本当に重要なことなんだ。だから歴史的事実として、はっきり言っておきたい。

もうひとつ興味深いのは、俺たちはセバスチャンとは何年も前からの知り合いだということ。さかのぼれば、(スキッド・ロウも)僕たちもアトランティック・レコード所属だった頃からだ。そして2001年、(米音楽業界の重鎮)ジェイソン・フロムがニューヨークで表彰されたとき、セバスチャンと俺たちはタバーン・オン・ザ・グリーンでサプライズの一夜限りのライヴをやった。そこにセバスチャンが参加してくれた。

その後すぐ、トゥイステッド・シスターのトリビュート・アルバムが制作され、多くのアーティストが参加してくれた。モーターヘッドも参加している。そして重要なのは、セバスチャンが“You Can’t Stop Rock ’N’ Roll”を録音していることだ。だから“セバスチャンがどれだけ素晴らしいか”を知りたい人は、オンラインで“You Can’t Stop Rock ’N’ Roll”とセバスチャン・バックを検索してみてほしい。あれは20年前、トゥイステッド・シスターがセバスチャン・バックをバックアップしている音源なんだ。20年前、彼は1日だけ俺たちのリードシンガーだったんだ。そう考えてみると本当に衝撃的だよ。その後も何度も一緒にプレイしてきたし、さまざまな形でつながってきた。俺たちは親しい友人であり、彼は本当に最高のファンでもあるんだ。

そうだよ、エディ・トランク、君の勘は当たってた。実は俺たちはシークレット・リハーサルをやったんだ。うまくいくかどうか確かめるためにね。正直、俺は懐疑的だった。心の中でそう思っていたよ。エディ・オヘダともその話をした。俺とエディは高校時代からの仲で、トゥイステッド・シスターを今の形に築き上げたんだ。“できるのか? 誰がやれる?”と話していた。でも、エディ、君は完全に正しかった。本当にその通りだった、セバスチャンはスタジオに入って、完璧に決めてくれた。

だから、懐疑的な人たちにもう一度言いたい。トゥイステッドでセバスチャンが歌うとどうなるのか知りたければ、今すぐSpotifyに行って“You Can’t Stop Rock ’N’ Roll”とセバスチャン・バックを検索してほしい。トゥイステッド・シスターがバックで演奏している音源が聴けるよ」

セバスチャンがリード・ヴォーカルを務めるトゥイステッド・シスターの公演数について、ジェイ・ジェイはこう語っています。

「もともと今夏にヨーロッパで予定していた公演はすべてキャンセルとなった。だから、それはやらない。バズ(セバスチャン)は9月から参加し、ウェブサイトに掲載の6公演は実施する。詳細はサイトで知らせるけれど、セバスチャン・バックのファンに強調しておきたいのは、彼のソロ公演はすべて予定通りだということだ。彼は俺たちの公演に参加するけれど、その合間に自分のソロ公演も行う。だから、どの公演もキャンセルにはならない。

俺たちは夏の終わりに向けて動いていたこの件(結成50周年を記念した再結成ツアー)に関して、決まっていた義務を果たすだけだ。ウェブサイトに載っていたトゥイステッドの夏の日程は全部なくなったが、アラスカに関しては、あれは残っていて実施されると思う。その後、5~6公演ほど行う予定で、バズは引き続きソロ公演も行う。現時点では、アメリカで5公演、カナダで1公演を行う予定だと思う。それが今のところの計画だ。その後については、また話し合って決める。とにかく、バズが参加してくれることを本当にうれしく思っている。心からそう言えるよ」

ディー・スナイダーとの会話の詳細を尋ねられたセバスチャンは、こう語っています。

「俺が“10分後に電話するよ”って言ったら、彼は“オーケー”って。それで電話したら、彼が出て“SMFナンバー2”って言うんだ。彼はいつも俺のことそう呼ぶんだよ。俺は“病んだクソ野郎だ(sick motherfucker)”――トゥイステッド・シスターの熱狂的すぎるファンなんだ。彼はいつも俺を“ナンバー2”って呼ぶ。もちろん彼がナンバー1さ。だから俺が“やっぱり俺はSMFナンバー2なんだな”って言ったんだ。

それから彼に、医者は何て言っているのか尋ねた。彼は“問題ない、話すよ”って言ってくれた。関節炎があって、膝がもう限界で、骨と骨が直接こすれ合っている状態なんだと説明してくれた。医者からは“もうステージで動き回るべきじゃない”と言われたらしい。だけど彼は“それは無理だ”って。フルのライヴを動き回りながらやりたいと言ったけど、でも医者からは“それは許可できない”と言われたんだ。

彼は“全面的に君を応援するよ”って言ってくれた。彼は“大好きだよ”とも言ってくれて、俺も彼に大好きだと伝えた、ふたりとも涙ぐんでいたよ。彼がツアーに出られないって家族に伝えた時、家族も泣いていたそうだ。俺は“一緒にステージでジャムらない?”って聞いたら、“ああ、いいね”って言ってくれた。もしかしたらいくつかの公演で一緒にステージに立つかもしれない。どうなるかは分からないけどね。年を取るってのは辛いんだ。誰にとってもね。まあ、俺のほうがだいぶ若いけど(笑)」

さらにセバスチャンは、ディー・スナイダーの“お墨付き”を得ることが自分にとって重要だったとも語っています。

「それが敬意の証なんだ。僕はディー・スナイダーをリスペクトしているし、ジェイ・ジェイ・フレンチも、エディ・オヘダも、そして元メンバーのA.J.ペロやマーク・メンドーサ、チーム全員をリスペクトしてる。俺はずっとガチのファンなんだ。本当に本気でね。トゥイステッド・シスターのヒット曲だけが好きってわけじゃない。“Like A Knife In The Back”みたいな曲も好きだし、ヘヴィなトゥイステッド・シスターが好きなんだ。もちろん“I Wanna Rock”も“The Price”も大好きだ。“The Price”は特にお気に入りの一曲だし、“We’re Not Gonna Take It”も大好きだ。アルバム『You Can’t Stop Rock ’N’ Roll』は、おそらく一番好きな作品だと言えるね」