ジョーン・ジェット(Joan Jett) はポッドキャスト『Music Makes Us』の最近のインタビューの中で、「女の子にロックンロールはできない」と言われていた時代に、エレキギターへの挑戦を早くから支えてくれたのは両親だったと明かしています。父親は自分がやっていることを嫌っていると思っていたが、ライヴを観に来ていたことを何年も後になってから知ったという。
当時を回想して、こう話しています。
「“無理だよ、女の子にロックンロールはできない”って、みんな平気で言ってくるのよ。そんなの全部ジョークよ。だって学校では、女の子たちがバイオリンやクラリネットでベートーヴェンやバッハを演奏しているのに、それでも“女の子にロックンロールはできない”って言っているんだから。
分かっているわよ。彼らが本当に言いたいのは、ロックンロールは本質的にセクシュアルなものだから、女の子は社会的にロックンロールをやってはいけないってことなのはね。
(ギターの)レッスンは一度だけ受けただけで(アコースティックギターでフォーク音楽しか教えないと言われて)、すぐにやめて、それっきり戻らなかった。ギターは独学で覚えたのよ。レコードに合わせて弾き続けた。そういうことはいつだって、“よし、見てなさいよ”って気持ちに変えてきた。そして共感できる仲間を見つけ、一緒に戦う仲間ができたのよ。
(両親には)“エレキギターが弾きたい。ロックンロールをやりたい”って言った。家ではブラック・サバスやレッド・ツェッペリン、T・レックス、デヴィッド・ボウイとか、いろいろなレコードをかけていたから、両親も聴いていたはずよ。クリスマスにギターを買ってくれたの――シアーズのシルバートーンだった。
母はリハーサルに車で送ってくれたり、ライヴにも連れて行ってくれたり、迎えに来てくれたりして……本当に支えてくれた。
それに何年も後になってから知ったんだけど、父もライヴを観に来ていたのよ。
ランナウェイズ(The Runaways) のライヴにね。父は私がやっていること全部を嫌っていると思っていた。もしかしたら本当にそうだったのかもしれない、でも、やがて好きになってくれたのかもしれない。父はクラブの後ろのほうにいて、ランナウェイズのライヴを見ていた。そのことについて父とちゃんと話す機会はなかったけれど、父がそこにいたの確かよ」
VIDEO