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ミック・ジャガーがベースのオーディションを受けに来たと間違えられた時、目撃したスティーヴ・スティーヴンスが回想

2026/03/03 13:46掲載
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Mick Jagger
Mick Jagger
弟が立ち上げた新ギター会社を宣伝するためにギターケースを抱えてスタジオに入ってきたミック・ジャガー(Mick Jagger)。その部屋ではベーシストのオーディションが行われていて、プロデューサーにセッション・ベーシストと間違えられる。それに「俺はミック・ジャガーだ」と返したと、それを目撃したスティーヴ・スティーヴンス(Steve Stevens)がGuitar Playerの新しいインタビューの中で振り返っています。

1980年代後半はギタリストのスティーヴ・スティーヴンスにとって多忙な時期でした。「多くの人たちからオファーの電話を受けていた」という彼は、特に忘れられない、ある日のことを振り返っています。

その日、彼はデイヴィッド・リー・ロスのバンドのオーディションを受けていました。そして、オーディションの後、家に帰ると、ミック・ジャガーからのメッセージが届いていました。

「まさに“これぞミック・ジャガー”って感じだったよ。“やあ、スティーヴ。ミック・ジャガーだ。カリブ海からかけてる。これから行うソロ・ツアーのことで、ぜひ君と話したいんだ”ってね。でもその時はすでに別の仕事が決まっていたから、その仕事は受けられなかったんだ。でも、その(メッセージの)テープはちゃんと取ってあるよ」

スティーヴによると、彼はそれ以前にミックと一度だけ会ったことがあるという。場所はニューヨークのライト・トラック・スタジオで、ビリー・アイドル(Billy Idol)の1986年アルバム『Whiplash Smile』の制作中でした。

ミックは当時、同じ施設内の別スタジオで1987年のソロ・アルバム『Primitive Cool』のレコーディングを行っており、弟のクリス・ジャガーが立ち上げたギター・ブランド「スタッカート」について話すため、スティーヴのもとを訪れました。

スタッカート・ギターはマグネシウム合金でできているのが特徴で、当時はミックやローリング・ストーンズのビル・ワイマンも出資して支援していました。

ミックがスティーヴのもとを訪れた日は、とりわけ慌ただしい日でした。スティーヴはこう振り返っています。

「『Whiplash Smile』の制作中、弾いてもらいたい曲があったのでベーシストのオーディションをしていたんだ。

そこにミック・ジャガーがギターケースを抱えて入ってきたんだよ。ミックは“やあ、俺の弟がギターを作ってるんだ。よかったら見てみないか?”って言っていた。

すると絶妙なタイミングで、うちのプロデューサーであるキース・フォーシーが部屋に入ってきて、ためらいもなくこう言ったんだ。“よし、ベースアンプはあそこだ。つないでくれ――すぐやるよ”。

それでミックが言ったんだ。“いや……俺はミック・ジャガーだ”ってね(笑)。

あれは本当に最高だったよ」