Queensryche / Operation: Mindcrime
クイーンズライク(Queensrÿche) の1988年アルバム『Operation: Mindcrime』は史上最高のコンセプト・メタル・アルバムの1つとも言われ、アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンもかつて「完璧」と称賛していました(詳しくは
こちら )。当時のリード・シンガーで現在はソロなどで活躍している
ジェフ・テイト(Geoff Tate) は、このシリーズの第3章で、最終章となるアルバム『Operation: Mindcrime III』に取り組んでいます。テイトのソロバンドで演奏しているギタリスト、キエラン・ロバートソンはBorder City Rock Talkの新しいインタビューの中で、最終調整の段階にあるという本作について語っています。
ロバートソンによると、「来月中に完成するだろうと確信している…曲自体は完成しているんだ。今は本当に細かい調整だけ」という。
『Operation: Mindcrime III』は、1988年のオリジナル作『Operation: Mindcrime』により近い作品になるのか、それとも2006年の続編『Operation: Mindcrime II』に近いのか、あるいはまったく別物になるのかと尋ねられたロバートソンは、こう答えています。
「いい質問だね。俺は『Operation: Mindcrime II』も好きだよ。ジョン(モイヤー/このアルバムのプロデューサー)とも話し合ったんだけど、俺らがやろうとしたのは、現代的な感触を持たせつつ、『Mindcrime I』の世界観にもう一度戻ることなんだ。現代的っていうのは、たとえばドラムの音にもっと迫力を加えるってこと。『Operation: Mindcrime』は音質的には、ちょっとチープなアルバムなんだ。信じられないくらい素晴らしい作品だけど、今の基準で言えばね。今回のアルバムには低域の厚みとパンチがある。でも、作曲やプロダクションの観点から言えば、間違いなく『Operation: Mindcrime I』が基準になっている。少なくとも俺の頭の中ではね」
今年1月、ジェフ・テイトはデトロイトのラジオ局WRIFの番組『Meltdown』で『Operation: Mindcrime III』について「今年の夏には完成させてリリースしたいと思っている」と話し、『Operation: Mindcrime III』が再びコンセプト・アルバムになるとも明かしていました。
物語は、薬物中毒の主人公ニッキーが謎の人物ドクターXに操られ暗殺者として革命組織に関与していくというストーリーが引き続き描かれます。ただし、これまでの2作とは異なり、『Operation: Mindcrime III』では「ドクターXの視点」から物語が語られます。
「物語が彼の視点からどう起きたのかを描くんだ。これはなかなか面白いと思うよ。これまではずっとニッキーの視点からしか語られてこなかったからね。彼は物語を通して、ある種の被害者だった。でもドクターXの視点はまったく違う。彼は決して被害者じゃない。だから、とてもアグレッシブな内容になっているよ。みんなに聴いてもらうのが楽しみだね」
また、『Operation: Mindcrime III』はクイーンズライクの初期作品への音楽的回帰と言えるのかと問われると、テイトはこう答えています。
「そうだね、たぶんそう言えると思うよ。複雑なアレンジがあって、それは俺らが曲作りをしていた頃のクイーンズライクがかなりこだわっていた部分なんだ。サウンド的にもとても攻撃的だし、スタイル的にも、まさにクイーンズライクらしい作品だと思うよ」
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