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カール・パーマー語る、エイジアの大成功/ジョン・ウェットンの死去/「Don't Cry」のMV/ハウとダウンズと一緒にエイジア公演をやりたい?

2026/02/17 19:07掲載
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Asia
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エイジア(Asia)のオリジナル・メンバー、カール・パーマー(Carl Palmer)は米ローリングストーン誌の新しいインタビューの中で、エイジアの予期せぬ大成功、2017年のジョン・ウェットン(John Wetton)の死去、2020年代のエイジアからの離脱、いつかスティーヴ・ハウ(Steve Howe)ジェフ・ダウンズ(Geoffrey Downes)と一緒にエイジアとして公演をやりたいか?について語っています。

「(当時ラジオで)プログレの曲を昼間やドライブタイムに流してもらうのは本当に難しかった。まったく流れないわけじゃない。でもそれはテキサス州のパリスやナコドーチェスで午前3時とかだろうね。ニューヨークでかかることはなかった。

(エイジアの)実質的に舵を取っていたのはデヴィッド・ゲフィンだった。彼は“みんな、私はプログレのことは理解している。だからこそ一緒にやってほしいと思ったんだ。きっと成功できる。でもラジオに食い込まないといけない。“Time Again”や“Sole Survivor”、“Wildest Dreams”じゃ無理だ。もっとラジオ向けでコマーシャルな曲が必要なんだ”と言った。

偉大なメロディーメーカーであり優れたソングライターでもあったジョン・ウェットンが、“いくつか曲の断片がある。録音するから、デヴィッド、気に入るかどうか聴いてみてくれ”と言ってね。実際に録音した。そして“Heat of the Moment”はすぐにヒットした。あとはご存じの通りさ。

続いて“Only Time Will Tell”もヒットした。あれも大きかった。“Sole Survivor”さえラジオ・ヒットになったんだ。最終的には500万枚売ったと思う。正直、こんなに大きくなるなんて、まったく思っていなかった。それに、有名なプログレ・バンド出身のミュージシャンが3人も集まって、いわば“バブルガム”みたいな曲をやっている、と眉をひそめられるだろうとも思っていた。でも、曲自体は本当に良かったよ。

(MTVが放送を開始したばかりだった)

そう。(ビデオに)出なきゃいけなかった。完璧なタイミングだった。ただ、ああいうバカげたビデオを撮るのは好きじゃなかった。中には、まあまあ良いものもあったけどね。“Don’t Cry”で俺らが砂漠を突っ走るやつ。今思えば恥ずかしいよ。でもまあ、誰だって間違いはするだろ?



最初の3枚はどれも良い出来だったと思っているよ。それは間違いない。それぞれに良さがあった。その後、Frontiersからリリースされた作品(2008年の『Phoenix』から)あたりから、俺らは少し方向性を見失ったと思う。ちょっと凡庸になってしまった。実際、バンドメンバーには“もうレコーディングはしたくない。でもオリジナル・エイジアとしてツアーを続けるなら参加する。ただしアルバムのドラマーは別の人にしてくれ”と伝えた。俺としては、あの状態では弱すぎると思ったから、本当にやりたくなかったんだ」

エマーソン、レイク&パーマーのバンドメイトだったキース・エマーソンは2016年3月、グレッグ・レイクは同年12月、そしてエイジアのバンドメイトだったジョン・ウェットンは2017年1月に亡くなりました。

「正直に言って、2016年の3月から12月、そして翌2017年1月にジョン・ウェットンが亡くなるまでのあの時期は、本当にきつかった。

ジョンが病気だということは知っていた。ジョン・ウェットンとはいつも連絡を取り合っていて、よくボーンマスの彼の家にも行っていた。(健康に)問題があることは分かっていた。ただ、その深刻さまでは知らなかったし、もしかしたら良くなるんじゃないかと思っていたんだ。でも、ジョンが亡くなったという電話を受けた。彼は自宅で息を引き取った。亡くなる3週間ほど前にも会っていたと思うけど、そのときは元気そうに見えた。立ち直るまでには時間がかかったよ。音楽業界に友人は多くないけれど、ジョン・ウェットンは本当の友人だったと言えるね」

いつかスティーヴ・ハウとジェフ・ダウンズと一緒にエイジアとして、また公演をやりたいと思っていますか?と尋ねられ、こう返答しています。

「俺が知る限りでは、スティーヴは乗り気ではないと思う。その件について彼と話したことはないけどね。どうなるかは分からない。ジェフがアコースティックの企画をやっているのは知っている。彼がエイジアのラインナップをまた変えるつもりなのかどうかは分からない。アコースティック・ツアーをやっているよね、あれにはドラマーは参加していない。ただ、彼は今は(エイジアの現ラインナップとして)とても優れたドラマー(ヴァージル・ドナティ)と一緒にやっているよ。

あと数年したら、俺は“Lifetime in Music”というツアーをやりたいと思っている。タイトルは“セレブレーション・ツアー”にするつもりだよ。バンド編成で、エイジアのメンバーで参加できる人がいれば、ぜひ一緒にやりたい。少なくとも55分間はエイジアの楽曲だけのセットをやりたい。映像もすべて使ってね。それをエマーソン、レイク&パーマーのセットと組み合わせるつもりだけど、少し長めになるだろうね」