
Heart, photo via Getty Images
ハート(Heart)の
ナンシー・ウィルソン(Nancy Wilson)はポッドキャスト『Andy Frasco's World Saving Podcast』の 新しいインタビューの中で、前作『Beautiful Broken』(2016年)以来10年ぶりとなるハートの新スタジオ・アルバムの制作を考えており、次作が最後のアルバムとなるとも発言しています。またハートの伝記映画についても最新情報を明かしています。
「そういうのは波があって、行ったり来たりするものなのよ。今は、新しい曲を本気で作りたいっていうモードに入っていて、実際にいくつか進めている曲もある。それと同時、今年から来年にかけては、ハートにとってレガシーを祝う“ビクトリー・ラップ(※ウィニングラン)”をするのに完璧なタイミングだとも感じているの。だから、もう1枚、ハートのアルバムを作るべきだと思っている。今このバンドのラインナップのメンバーと一緒にね。私たちは一緒に演奏することに本当にワクワクしているし、ミュージシャンとして何ができるかに限界を感じていない。私の手元にもいくつか曲があるし、アン(ウィルソン)も今は自分のサイドバンドのメンバーと曲を書いているところ。私は、最後のハートのアルバムを作って、ビクトリー・ラップをして、2027年は主にハートの映画とドキュメンタリーに専念したいと思っているのよ」
ナンシーは、以前発表されていたハートの伝記映画についても最新情報を明かしています。
この伝記映画の脚本と監督はロックバンドの
スリーター・キニー(Sleater-Kinney)でも活躍する
キャリー・ブラウンスタイン(Carrie Brownstein)が務めます。Amazonにて配信予定で、20本以上の映画やテレビ番組をプロデュースしてきたリンダ・オブストがプロデュースしています。
ナンシーはこう話しています。
「大きな映画プロジェクトが進んでいて、もうすぐ最終稿が読めるはず。キャリー・ブラウンスタインが書いてくれているんだけど、彼女はスリーター・キニーや『Portlandia』で有名よね。友人でもあるし、とても優れたライターでもある。主に彼女と一緒に進めてきた……自分を誰が演じるのかって考えなきゃいけないって、不思議な感覚よね。
(誰に演じてほしいのか尋ねられると)
私なら……エル・ファニングみたいな人かな。彼女は素晴らしい。それからフローレンス・ピューがアン・ウィルソンを演じたらきっと最高よね。どうなるかは分からないけど。いずれにせよ、そういうふうに想像するのも楽しいわね。
(“ビクトリー・ラップ”なんて考えるのは変な感じか尋ねられると)
まあ、ちょっとね。でも、孫たちが生まれてくるようになると、大規模なロック・ツアーを少し減らすことを考えるのも、そこまで突飛なことじゃなくなる。あの移動は本当にくたくたになるから。昔みたいに若くてしなやかな体のままじゃないし、もう50年近くもそんな生活を続けてきたわけだから。ロック・ツアーって、言ってみれば“移動に対して、お金をもらっている”ようなものなのよ。
ライヴそのものはスリルで、数えきれないほどの高揚感や栄光、魔法みたいな瞬間があって、あれこそが醍醐味なの。だから私は(ライヴ自体は)タダでもやるだろうし、たぶん生きている限り、何らかの形で音楽は続けていくと思う。でもツアーは、本当に体にこたえるのよ」