スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)の
ビリー・コーガン(Billy Corgan / William Patrick Corgan)は、驚異的なテクニックを披露するソーシャルメディアのギタリストたちに、オルタナ・ロックやメタル・バンドで、そうした才能をもっと発揮することを望んでいます。米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、テクニックそのものは、必ずしも大衆文化に響くわけではなく、影響力を持つのは、結局のところ“曲”なんだと語っています。
コーガンはまず、驚異的なテクニックを披露するソーシャルメディアのギタリストたちの台頭は、ソロへの向き合い方を彼自身に再考させるきっかけにもなったと語っています。
「2025年にオルタナティヴ・ロックのバンドでリードを弾くとしたら、いったい何を伝えようとすればいいんだ? 上手く弾けるなんてこと、もう誰も気にしない。だってYouTubeには“Eruption”を弾く10歳の子どもが50人もいるんだから。
今や、そこそこ高いレベルでギターが弾けるってこと自体は、もう何の驚きにもならない。だからこそ興味深さを生むのは表現力なんだと思う。だから俺は、見せびらかすよりも、感情を作り出すことに、より興味があるんだ」
コーガンは、ソーシャルメディアと、いわゆる「現実の世界」で成功することの間には、つながりが欠けているように思えると指摘しています。
「そうした素晴らしい演奏が、ポピュラー音楽へと結びついている例をあまり見かけないよね。人気のメタル・バンドでも、人気のオルタナティブ・ロック・バンドでも。
彼らが明日のメタリカやメガデス、スレイヤーのような楽曲を生み出す姿を見たい。あのすごい才能が、ちゃんと音楽に昇華されるところを見たい。あのギタリストたちが、その驚異的な能力をポピュラーカルチャーに変えてくれることを願っているよ。
もしかしたら、俺が知らないだけで、Instagramで有名になって、今やフィンランド最大のメタル・バンドにいるギタリストがいるのかもしれない。
たとえば、もし(エリック)クラプトンが単なるギター・インフルエンサーで、ジョン・メイオールやクリーム、デレク・アンド・ザ・ドミノスに在籍していなかったとしたらどうだろう。みんながエリック・クラプトンの名前を知っている理由は、彼がすごいギタリストだからじゃない。20世紀を代表するようなポピュラー音楽を生み出したからで、しかも、ついでに言えば、そこに素晴らしいギターがあった。俺が言いたいのは、だいたいそういうことなんだよ」