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ハートのナンシー・ウィルソン、バンドの男性メンバーが『Bébé le Strange』のジャケットカヴァーに憤慨していたと語る

2026/02/13 18:14掲載
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Heart / Bébé le Strange
Heart / Bébé le Strange
ハート(Heart)のギタリスト、ナンシー・ウィルソン(Nancy Wilson)によると、バンドの男性メンバーたちは1980年アルバム『Bébé le Strange』のジャケット・カヴァーに憤慨していたという。ナンシーは、ビリー・コーガンのポッドキャスト『Magnificent Others』の新しいインタビューの中で、ハート特有の、そして時に厄介な男女の力学について語っています。

ナンシーはそれを「まるで卵の殻の上を歩くような、気を遣う状況」と表現し、ナンシーとアンのウィルソン姉妹は、ツアー中に男性メンバーがグルーピーたちと楽しんでいたり、浮気していたことについて、口をつぐむことを求められていたと説明しています。

「私たちは彼らの妻や恋人のことを知っていたけれど、彼らがグルーピーと一緒にいるのを見ても、そのことを妻や恋人には話さなかった。つまり、バンド内で起こったことはバンド内に留めるという、兄弟姉妹の絆みたいなものがあったのよ」

ナンシーは、世間の注目の大半がウィルソン姉妹に集中する中で、男性メンバーたちのエゴをどう扱うかが、大きな難題だったと語っています。

「注目は自然と、私とアンに集まってしまっていた。

『Bébé le Strange』では、男性メンバーは裏ジャケットに載っていた。表ジャケットは私とアンの大きな白黒のクローズアップだけが写っていたことで、彼らは本当に腹を立てた。

(裏ジャケットは)私たちの後頭部と髪の毛が写っていて、そこに、彼らの写真が、私たちの髪の上に貼り付けられていた。“つまり俺たちは、彼女たちの髪の中にいる、ピントの合ってない背景の男たちってことかよ”って言っていた」



ナンシーはさらに、ハートのどの時代のメンバー構成も「本当に家族のようなもの」だけれども、自分とアンの役割があまりにも大きすぎるために、真の意味での民主制は成り立たなかったと語っています。

「世間の視線は、物事をすごくシンプルに捉えたがるものなのよ。つまり、あなたがその中心にいるとか、私とアンがハートの中心にいるとか、そういう具合にね。だから多くの面で、完全な民主制という考えは、ある程度は手放さざるを得なかったの。

だって、私たちがソングライターだから。歌詞を書き、曲を書いたのよ。スピーカーから流れてくるのは私たちの魂であり、世界に憂いを届けたのは私たち。私たちはソングライターだったのよ」

ナンシーは最後にこう話しています。バンド初期、アンはマイク・フィッシャーと、ナンシーはロジャー・フィッシャーと恋愛関係にありました。

「まず最初に私たちが犯した間違いは、バンドメンバーのガールフレンドになってしまったこと。それから、最初のラインナップの後も、いろいろと違うメンバー構成が続いてしまったことね」