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サルサ/ラテン・ジャズの巨匠エディ・パルミエリ 公式ドキュメンタリー映画制作中 未公開映像も

2026/02/13 17:12掲載
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Eddie Palmieri - Photo by Erik Valind
Eddie Palmieri - Photo by Erik Valind
70年以上に及ぶキャリアを通じてラテン・ジャズとサルサに革命をもたらした、プエルトリコ系アメリカ人のグラミー賞受賞ピアニスト/バンドリーダー/ミュージシャン/作曲家のエディ・パルミエリ(Eddie Palmieri)。2025年8月に88歳で亡くなったパルミエリのオフィシャル・ドキュメンタリー映画『Eddie Palmieri: Sweet Sweet Sugar』が制作されています。

監督はエミー賞ノミネート歴を持つ映像作家オマール・アコスタ。米Varietyによると、パルミエリの遺産を管理するエディ・パルミエリ・エステートの協力のもとで制作が進められており、本作の制作において、アコスタは、パルミエリの全音楽カタログへの完全アクセスに加え、これまで公開されてこなかった貴重なアーカイブ映像も使用できる許可を得ています。

本作では、パルミエリが生まれ育ったスパニッシュ・ハーレムとブロンクスを舞台に、1950年代から80年代にかけてのニューヨークの音楽・社会・政治・文化の変遷を描きます。ラテン音楽が上品なラテン社交ダンスからサルサ・ドゥーラへと進化する過程を辿り、ラテン音楽における最も重要で影響力の大きいスタイルと時代を形作る上で、パルミエリが、いかに重要な役割を果たしたかを浮き彫りにします。

本作はパルミエリが、いかにして現代サルサの設計図を築き、それを通じて周縁へと追いやられていたコミュニティに声を与えたのかを示す内容となっているという。

プエルトリコ出身でニューヨークを拠点とする監督のアコスタは次のように語っています。

「プエルトリコの人々は、リズムと情熱だけを持ってニューヨークにやってきました。私たちは“るつぼ”に溶け込んだのではありません。“るつぼ”そのものを作り変えたのです。エディ・パルミエリこそ、その証拠です。スパニッシュ・ハーレムという、るつぼの中で生まれた彼の音楽は、プエルトリコとニューヨークが出会い、まったく新しく、そして永続的な何かを生み出した瞬間を捉えています。

(中略)

エディは、ラテン音楽の可能性を変え、その響きは今もなおそのあり方を形作り続けています。エディ・パルミエリの物語は、芸術が武器にも、居場所にも、そして未来にもなり得ることの証なのです」