
Chris Jerich and Ozzy & Sharon Osbourne
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)とその妻/マネージャーのシャロン・オズボーンと長年親交のあるプロレスラーでミュージシャンのクリス・ジェリコは、『Kerrang! Radio』の新しいインタビューの中で、オジー&シャロンとの面白いエピソードを語っています。
「(オジーは)ある年にWWE(ワールド・レスリング・エンターテインメントの看板番組)『RAW』のホストを務めた。俺はそれまでにも何度か会っていた。当時はゴールデン・ゴッズ・アワードみたいなメタルの授賞式とか、いろいろあって、そこにオジーが来てたり、シャロン・オズボーンのロースト(いじり倒すイベント)があったりして、いろんな場所で顔を合わせていた。あと、俺はザック(ワイルド)ともかなり仲が良かった。
『RAW』では、一種の演出だったんだけど、ゲストGM(ゼネラルマネージャー)が毎週登場していて、俺はいつもそのゲストGMと絡まされていた。制作側が俺と組ませれば、このコーナーは絶対面白くなる、って分かってたからね。(アメリカの公民権運動家、社会正義活動家)アル・シャープトン牧師みたいな人はオンエアだと正直イマイチなんだけど、俺と一緒にやれば何とかなる。だからビンス(マクマホン/当時のWWE会長兼CEO)はいつも俺を彼らと組ませていた。
で、ついにオジーの番が来た。俺は“お願いだから、オジーと何かやらせてくれ”って頼んだよ。“アル・シャープトンとかジェレミー・ピヴェンとか、いろんな人とやってきたんだから、今回はオジーとやらせてくれ”ってね。そしたらビンスが“いいぞ、オジーとやれ”って言ってくれたんだ。
それで俺は“オジーは丸くなっちまった、彼への尊敬を失った”みたいなことを言うネタをやった。“昔は『The Ultimate Sin』だったのに、今じゃ真っすぐに立つこともできないじゃないか”とか、まあそんな感じのことを言った。で、最後にビンスは、オジーに俺のことを“ワンカー(wanker/オナニー野郎、クソ野郎)”って呼ばせたかった。
でもオジーは“そんなこと言えねえよ”って言うんだ。ビンスは“大丈夫、誰も意味なんてわからないって”って言うんだけど、オジーは“この番組はイギリスでも放送されている。あっちじゃみんな意味を知ってる。そんなのイギリスでは放送できない。編集でカットされるぞ”と言うと、ビンスは“ああ、なるほど。確かに”って。
まさかオジーから、テレビで下品な言葉を使うべきでない、なんて良識の声が聞ける日が来るなんて、誰が思うよ」
クリスは続けて、オズボーン一家にまつわる別の面白いエピソードも披露しました。
「ある年のオズフェストで、ザックと俺はかなりビールを飲んでて、ツアーバスが停まってる駐車場で野球をやろうってことになった。なんでかって? 分からないけど、とにかくやったんだ。ザックがバットとグローブを持ってて、俺がピッチャー。
最初にとんでもない悪球を投げたら、ザックが笑って“お前、ひどいな。ボールすらまともに投げられないのか”って言うわけ。だから俺は“よし見せてやるよ、俺の実力をな”ってなった。周りには見物人も集まってきていた。で、俺が、まるでノーラン・ライアンみたいに、ど真ん中にズドンと投げたら、ザックがそれを完璧に打ち返して、ボールは駐車場の外、バス置き場のフェンスを越えて、一般の駐車場にまで飛んでいったんだ。
で、ザックが存在しないベースを回ってるときに、後ろから“何やってんのよ、あんたたち!”って声がした。振り向いたらシャロンが、ものすごい勢いでこっちに歩いてきていた。パンツスーツを着てた気がする。とにかく、俺は心底ビビった。
シャロンは“何やってんの、あんたたち!”と俺たちに怒鳴った。“もしあのボールが誰かの頭に当たったら、訴えられて、このフェス自体がダメになるかもしれないのよ! ザック、何考えてるの!”って。で、次に俺の方を見て“あんた、誰?”って言うから、“誰でもありません”って答えたら、“その通りね。どっか行って”って言われたよ。
俺とザックは、駆け込むようにザックのバスに逃げた。ザックが(扉を開けるために)暗証コードを打ち込んでる間、まるでホラー映画みたいだったよ。やっとバスに乗って、二人で大笑いしたんだ。
オジーとシャロンが『RAW』に出たとき、俺はその話をシャロンにして思い出させた。オジーはそれを聞いて大笑いしてたよ。“あんた、誰?”ってね。帰り際、シャロンが俺の尻をつねってきた。理由は分からないけどね。オジーは“じゃあな。で、あんた、誰?”って言ってよ。彼とのちょっとしたやり取りはそんな感じだった」