HOME > ニュース >

ザック・ワイルド、オジーとランディの「相互的な関係」について/「Crazy Train」のソロは原曲通り弾かなくてはいけない理由を語る

2026/02/09 19:52掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Zakk Wylde
Zakk Wylde
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)がソロキャリアを始動させるためにランディ・ローズ(Randy Rhoads)が必要であったのと同時に、ランディのキャリアにとってもオジーが必要でした。2人の「相互的な関係」について、ザック・ワイルド(Zakk Wylde)がMusicRadarの新しいインタビューの中で語っています。

ザックがまず、オジーのバンドでランディのソロを弾くことについて、自身の考えを語っています。

「ランディ・ローズの“Crazy Train”は、俺が弾こうが、ジェイク(E・リー)が弾こうが、ガス・Gが弾こうが、ジョー・ホームズが弾こうが、ブラッド・ギルスが弾こうが同じだ。“Crazy Train”はランディが演奏した通りに弾かなきゃいけない。だってそれは曲の一部だから。オジーがメロディーラインを歌わなきゃいけないのと同じで、そうじゃなければ別の曲になってしまって、みんな“これ何の曲だ!?”ってなってしまうからね」

続いて、オジーのバンドに加入したことがランディのキャリアを救ったと語っています。

「彼がクワイエット・ライオットにいたってのがまず信じられないよ。だって、あのバンドはどちらかというとポップ・ロック寄りだったからね。オジーがいなかったら、ランディは“Diary Of A Madman”や“Revelation (Mother Earth)”みたいな曲は絶対に生み出せなかったはず。彼のプレイにあるクラシックの要素は、クワイエット・ライオットにはまったく合わなかった。あのバンドの本質とは異なるものだったからね。でも、オジーとは完璧に噛み合った。だってオジーはブラック・サバス出身なんだから。そりゃあ完璧だよ。

(ランディのソロは)どれも大好きだけど、“S.A.T.O.”のソロは本当に驚異的。もちろん、みんなは“Mr. Crowley”とか“Crazy Train”とか、そういうのに目が行くと思うけど、“S.A.T.O.”のソロ、それに“Diary Of A Madman”や“Revelation (Mother Earth)”なんかも最高なんだよ。クレイジー。本当にクレイジーで、野心的で、型破りなんだ。あんなものは、それまで誰も聴いたことがなかったはずだよ。

もちろん、リッチー・ブラックモアやウリ・ジョン・ロートは、すでにクラシックの要素を取り入れていた。ディープ・パープルの“Highway Star”やスコーピオンズの“Catch Your Train”の頃からさね。ランディも明らかにリッチー・ブラックモアから影響を受けている。ディープ・パープルでジョン・ロードと一緒にやってた、あのクラシック的なアプローチの数々、リッチーは本当にすごかった! スコーピオンズのウリ・ジョン・ロートは、もう言うまでもないよね。クラシック、アルペジオ、ディミニッシュ、それにハーモニック・マイナーも使っていた。ランディの場合も、彼ならではのクラシック要素がしっかり入っていたんだ」

ザックはオジーのバンドに加入した際、その時代の他のギタリストたちとは一線を画す、独自のアイデンティティを築きたいと考えていたと語っています。

「オジーとやり始めた頃は、“どうやったら自分らしいサウンドを出せるんだ!?”って思ってた。だってイングヴェイ(マルムスティーン)はもう……ギター界で言えば、地球に落ちてきた最後の隕石みたいな存在だったからね。彼はみんなのテクニックを向上させた。彼の影響でバークリー(音楽大学)の連中はみんなバッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、パガニーニの領域に飛び込んでいったんだよ! でも、俺はこう思ったんだ。“イングヴェイみたいに聴こえたくないなら、1弦3音はやらない、ハーモニック・マイナーもやめて、アルペジオもやらない、スウィープ・ピッキングもしない、ディミニッシュもやらない”ってね」