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米ニューヨーク州の議員、購入価格を超えるコンサート・チケット転売を違法とする法案を提出 米カリフォルニア州でも同様の動き

2026/02/09 13:00掲載
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New York City 2021 Calendar
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米ニューヨーク州の州上院議員は、コンサートのチケットを購入価格よりも高い価格で転売することを禁止とする法案を提出。米カリフォルニア州でも同じ時期に同様の法案が提出されており、世界有数のライヴ音楽市場である二つの州において、大きな変化が起こる可能性があります。また英国でも同様の法案がすでに提案されています。

The Hollywood Reporterによると、米ニューヨーク州の州上院議員ジェームズ・スクーフィスはニューヨーク州の現行のチケット関連法に対する複数の改正案を2月6日に提出。その中でも特に注目されているのが、転売価格に上限を設ける点です。

The Hollywood Reporterによると、法案草案には、次のように書かれています。

「ライヴ音楽コンサートまたは音楽公演のチケットを転売業者が販売、あるいは販売を申し出る際の総額は、最初のチケット購入時の総額(本条第1項に定めるものを含む、購入に伴うすべての手数料および税金を含む)を超えてはならない」

この前日には、カリフォルニア州議会議員マット・ヘイニーが同様の法案を発表。カリフォルニア州の場合は、コンサートチケットの転売価格を購入価格の10%増を上限とする法案です。

米ニューヨーク州の州上院議員ジェームズ・スクーフィスはこう話しています。

「大多数の市民は、こうしたコンサートに入れない状況に、うんざりしています。この州でお気に入りのアーティストを観に行くという、ただそれだけのことが悪夢のようなプロセスになっているのです。今回の提案は、そうした状況に歯止めをかけるための大きな一歩です。私たちは何十年も自由市場に任せてきましたが、うまくいきませんでした。だからこそ今、ファンを守るために政府が介入し、一定のガードレールを設ける時なのです」

現時点で、チケット転売価格に価格上限を導入している米国の州はメイン州のみだという。

英国政府は2025年11月、ライヴ・イベントのチケットを購入価格よりも高い価格で転売することを違法とする計画を正式に発表しました。これはコンサートだけでなく、演劇、コメディ、スポーツ、その他の種類のライヴエンターテインメントにも適用されます。詳しくはこちら