
3 Doors Down’s Brad Arnold, photo by Rodrigo Fredes
米ロック・バンド、
3ドアーズ・ダウン(3 Doors Down)の創設メンバーで、リードシンガーの
ブラッド・アーノルド(Brad Arnold)が死去。バンドがSNSで発表。47歳でした。
2025年5月、アーノルドは、自身がステージ4の腎臓がん(遺伝性淡明細胞型腎細胞がん)と診断され、片方の肺に転移していることを明かし、バンドは同年夏に予定していたツアーを中止しました。
以下、バンドの声明より
「深い悲しみとともに、3ドアーズ・ダウンの創設者であり、リードシンガー、ソングライターでもあったブラッド・アーノルドが、2月7日(土)、47歳で逝去したことをお知らせいたします。
最愛の妻ジェニファーと家族に見守られながら、がんとの勇敢な闘病の末、愛する人々に囲まれて眠るように安らかに息を引き取りました。
3ドアーズ・ダウンの創設メンバーであり、ヴォーカリスト、そして初代ドラマーでもあったブラッドは、ポスト・グランジの親しみやすさと、感情にまっすぐ届くソングライティング、そして日常を生きる人々の心に響く歌詞を融合させることで、メインストリームのロックを再定義しました。彼の楽曲はこの世代の文化的な象徴となり、2000年代を代表する数々の名曲を生み出しました。その中には、彼がわずか15歳のとき、数学の授業中に書いたバンドのブレイク曲“Kryptonite”も含まれます。彼の音楽はステージを遥かに超えて響きわたり、人と人とをつなぐ瞬間や、喜び、信念、そして共有された体験を生み出しました。それらは彼が立ったステージの後も、これからも長く生き続けることでしょう。
何よりも彼はジェニファーにとって献身的な夫であり、その優しさ、ユーモア、寛大さは、彼を知るすべての人々の心に深く刻まれています。彼に最も近しい人々は、彼の才能だけでなく、その温かさ、謙虚さ、信仰心、そして家族や友人への深い愛情を、生涯忘れることはないでしょう。
ご家族は、この困難な時期に寄せられた多くの愛と支援に心から感謝するとともに、プライバシーへの配慮をお願いしています。
彼は深く惜しまれ、そして永遠に記憶されることでしょう」
ブラッド・アーノルドは米ミシシッピ州エスカタウパで育ち、そこでバンドメイトとなるマット・ロバーツ(リードギタリスト)とトッド・ハレル(ベースギタリスト)と出会った。1996年に3ドアーズ・ダウンを結成し、アーノルドはリードシンガー兼ドラマーを務めたが、2000年にドラマーの座をリチャード・ライズに譲り、リード・ヴォーカルに専念する。
3ドアーズ・ダウンは2000年にデビューアルバム『The Better Life』をリリースし、瞬く間にヒットを記録した。『The Better Life』に収録されている、バンドの代表曲のひとつ「Kryptonite」は全米チャート(Billboard Hot 100)で3位にランクインし、第43回グラミー賞のベスト・ロック・ソングにノミネートされた。
同アルバムからのセカンドシングル「Loser」は、当時薬物依存に苦しんでいた友人を題材にアーノルドが書いた曲である。「Loser」はビルボード・メインストリーム・ロック・トラックチャートで21週間にわたり首位を維持した。
バンドの2ndアルバム『Away from the Sun』は2002年にリリースされ、リードシングル「When I’m Gone」がグラミー賞最優秀ロックソング賞と最優秀ロック・パフォーマンス賞(デュオ/グループ・ボーカル部門)の2部門にノミネートされた。
ブレイク後、3ドアーズ・ダウンはさらに複数のアルバムをリリースした。最後のスタジオ・アルバム『Us and the Night』は2016年にリリースされた。