
The New Power Generation - Steve Parke/Paisley Park Studios via Getty Images
1990年から2013年まで
プリンス(Prince)のバック・バンドを務め、長年プリンスと関わってきた「
ニュー・パワー・ジェネレーション(NPG/The New Power Generation)」が、その名称を使用できる権利が失効し、またプリンス楽曲のみで構成された公演が許可されなくなったため、バンド名を「ミネアポリス・サウンド・オールスター・バンド (Minneapolis Sound All Star Band) 」に改名しました。
米ビルボード誌によると、この変更は、NPGが商標登録された名称を使用できる権利が失効したこと、そしてプリンスの楽曲管理を担当する著作権管理団体のグローバル・ミュージック・ライツが、トリビュート・アクトによる彼の楽曲のみで構成された公演を許可しなくなったためだという。
同誌によると、2016年にプリンスが亡くなった後、バンドメンバーは2017年、当初プリンスの遺産を管理していたブレーマー銀行から5年間の名称使用ライセンスを取得しました。バンドはその後、遺産管理を引き継いだコメリカ銀行や現在の管理者とライセンス延長を試みましたが、「新たな遺産所有者から、現行の契約期間満了後は商標登録された名称の使用許諾を行わない旨がバンドに伝えられた」という。
2022年以降、プリンスの遺産は2つの企業によって均等に管理されています。プリンス・レガシーLLCは、プリンスの異母きょうだい3人と、顧問のL・ロンデル・マクミラン、チャールズ・スパイサーが所有。プリンス・オーツ・ホールディングスLLCは、プリンスの他の異母きょうだい3人の持分の権利を取得した会社で、音楽出版会社プライマリー・ウェーブが所有しています。
バンドは2022年にニュー・パワー・ジェネレーションの名称の使用を停止しましたが、プリンスの楽曲の演奏は続け、ニュー・パワー・ジェネレーションのメンバーをフィーチャーした「ザ・ミュージック・オブ・プリンス」として頻繁に公演を行ってきていました。
また、バンドはペイズリー・パークでの毎年恒例の4日間のセレブレーションや12月のミネソタ・ティンバーウルブズの試合などでは、プリンスの遺産側の許可を得てニュー・パワー・ジェネレーションの名称を使い続けてきました。
新たにミネアポリス・サウンド・オールスター・バンドとして再出発する彼らは、今もライヴでプリンスの楽曲をいくつか演奏できますが、ここ数年にわたりメンバーは新曲を書いてきたこともあり、彼らはこの改名を新曲に注力する好機と捉えており、今年中にその作品をリリースする予定です。
バンドのキーボーディストであり、プリンスの音楽監督も務めたモーリス・ヘイズは同誌のインタビューの中で、こう語っています。
「これによって私たちは進化し、さらに広がっていけます。まるで堰が切られたように、目の前に無限の可能性が広がったような気がします。名称変更は間違いなく遅すぎたくらいです。とても解放された気分です」