元
カジャグーグー(Kajagoogoo)で、現在はプログレ・シーンで活躍するベーシストの
ニック・ベッグス(Nick Beggs)は、カジャグーグーのヒット曲「Too Shy(邦題:君はTOO SHY)」(1982年)で弾いたベースギターを40年前に売却しました。ベッグスは、ファンたちの支援でこのベースを買い戻すことに成功し、40年ぶりに再会。彼は、このベースを使ったアルバムを制作し、無料で公開しています。英BBCで経緯について語っています。
このベースは1979年に、英国ハイ・ウィカムを拠点とするWal社(当時はElectric Wood Limited)によって製造されました。ベッグスは中古で購入しました。
「僕の前に持ち主はひとりだけだった。メロディ・メイカーの巻末の広告欄で見つけて、ヴォクソールまで行って買ったよ。当時としては決して安くない金額だったけれど、今の価値に比べればずっと安かった。結局、買い戻すのに1万5,000ポンド以上(約320万円)もかかってしまったんだ。
あのベースは(レコード)会社の資産だったんだ。レコード契約を結ぶと、たいていは契約した会社の資金で(楽器・機材を)購入することになる。うちのマネジメントに問題があって、結果的に25万ポンドもの負債を抱えたまま放置されてしまってね。借金があったんだ。
あのベースを買い取ることもできたんだけど、当時はとにかくすべてにうんざりしていて、“資産は全部売って借金を返そう”と言ったんだ。実際にそうしたんだけど、でも、あの楽器がこれほど価値を持つようになるなんて、そのときはまったく考えていなかったよ。
(あのベースに関する)話にはもうひとつ素敵な側面があってね。素晴らしい娘の助けもあって、ファンのみんなが力を貸してくれたんだ。娘がGoFundMeのページを立ち上げてくれて、ファンがこのために5,000ポンドを寄付してくれた。僕はベースを1本売り、自分のアート作品も売って、残りをファンが補ってくれたんだ。
だから昨年はこのベースを使ってアルバムを制作して、それをファンへの感謝の気持ちを込めて無料で公開したんだ」
■無料アルバム『Wal-Mart』
■ベースギターとの再会
■「Too Shy」のミュージックビデオ