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ボストンのブラッド・デルプが「More Than A Feeling」等で使用したアコギ 没後に盗まれて所在不明に 家族は取り戻すための新たな取り組みを開始

2026/02/04 12:57掲載
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Boston - More Than a Feeling (Official HD Video)
Boston - More Than a Feeling (Official HD Video)
トム・ショルツ率いるボストン(Boston)のヴォーカリスト/ギタリスト、ブラッド・デルプ(Brad Delp)は、「More Than A Feeling」などで使用したアコースティック・ギターをキャリア通して大切にしていました。しかしデルプが亡くなった2年後の2009年に盗難に遭い、今はどこにあるのか分かっていません。家族らは、このギターを取り戻すための新たな取り組みを開始し、SNSを活用して人々に捜索に協力してほしいと呼びかけています。

デルプが生前に大切していたのは、1976年製テイラー・カスタム885 12弦アコースティックギター。

捜索の先頭に立っているのはTaylor Guitarsのティモシー・ドウェルで、デルプの遺族であるミッキー・デルプらと協力しています。

1月、ミッキーはSNSで、ファンにシリアル番号の確認とデルプのテイラー製ギターの捜索協力を呼びかけました。

「この唯一無二の1976年製 Taylor Custom 885(12弦、シリアル番号 #20173)は、ボストンのシンガー、ブラッド・デルプのために作られたものです。2009年にカリフォルニア州ロサンゼルスで盗まれました。いつかこのギターが家に戻ってくることを、私たちはまだ諦めていません。

ご想像のとおり、これは私たち家族にとって非常に大きな思い出の詰まった品です。ブラッドには今、孫がいて、その子が“おじいちゃんのお気に入りのギター”を抱える姿を見るだけでも、私たちにとって大きな意味があります。彼はおじいちゃんに会うことはできませんでしたが、音楽にすっかり夢中で、作詞作曲、歌、プロデュース、さらには自分でミュージックビデオまで作っています。ぜひこのギターを弾かせてあげたいと思っています。今も黒いハードケースの中に入っているかもしれません!

この Taylor 885(シリアル番号 #20173)は、ボストンおよびブラッド・デルプのレガシーにとって重要な一本です。ボストンのギタリストのためにカスタムメイドされたこのギターは、“More Than A Feeling”のミュージックビデオにも登場し、デルプのコレクションの中でも特によく使われていた一本でした」

捜索の先頭に立っているのはドウェルは米Guitar Worldの取材に応じて、こう話しています。

「ロサンゼルスにはレコーディング・スタジオやヴィンテージ楽器店、個人コレクターが密集しているので、このギターがまだこの地域にある可能性は高い。誰にも気づかれずに、誰かの屋根裏部屋や廊下のクローゼット、あるいは倉庫の片隅にしまわれているのかもしれません。

“マッカートニーのベース”(※1970年代初頭に盗まれて所在不明になったが、51年後の2024年に屋根裏部屋で発見されたポール・マッカートニーのヘフナー・ベース)と同様、現在の所有者は自分がボストンの伝説の一部となる唯一無二の品を手にしていることに全く気づいていない可能性もあります。

世界が覚えているのは“More Than a Feeling”の歌声かもしれませんが、このギターはブラッドが個人的に最も愛した楽器であり、彼が自宅で弾き、キャリアを通じて持ち歩いた楽器でした」