キッス(KISS) の血を受け継ぐ2人、
ポール・スタンレー(Paul Stanley) の息子である
エヴァン・スタンレー(Evan Stanley) と、
ジーン・シモンズ(Gene Simmons) の息子である
ニック・シモンズ(Nick Simmons) による新ユニット、
スタンレー・シモンズ(Stanley Simmons) 。2025年12月にデビューシングル「Body Down」をリリースしましたが、新たにミュージックビデオが公開されています。
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2人はポッドキャスト『Caught On The Mike』の最近のインタビューの中で、ユニット名をスタンレー・シモンズとした理由について話しています。
エヴァン・スタンレー:
「“明らかなマーケティングの切り口”って言われると笑っちゃう。僕らにとっても、事情を知っている人にとってもね。僕らの親が一緒にバンドをやってて、それがかなり大きなバンドだっていうのは事実だし、それ自体はすごくクールなことだと思ってる。でも、ネット上だとそれが妙に面白がられるんだよ。コメントを読むと、“自分たちのことをやりたいって言いながら、結局は親の名前を使ってる。親の威光にすがってる”みたいに書かれている。でもさ、これって僕らの名前なんだ。生まれたときからの名前で、法的にもこれが僕らの名前なんだよ」
ニック・シモンズ:
「正直、そんな反応は予想してなかった。今思えばバカだった、予想すべきだった。でも話し合ったときは、“ああ、そういうバンド好きだよ。クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングとか、ホール&オーツとか、サイモン&ガーファンクルとか。俺たちもスタンレー&シモンズでいいんじゃないか”って感じでさ。“うん、いいね。音楽の方向性にも合ってるしね”ってなったんだ。でも世間は“ほら見ろ、キッスとのつながりを利用してやがる”なんて言い出すわけで。僕たちは“ああ、そう見えるのか…そこまで考えてなかったな”ってなったよ。」
エヴァン・スタンレー:
「結局、何をしても文句は言われるんだよ。やっても叩かれるし、やらなくても叩かれる。世の中には才能あるミュージシャンは山ほどいるし、素晴らしい音楽も次から次へと生まれてくる。しかも今はプラットフォームも膨大で、追いかけるだけでも大変なくらい。いいものがたくさんある一方で、同時にノイズもすごく多い。誰もが発信できるから、みんなが声を上げる。だからノイズもさらに増える。だから、少しでもそのノイズをかき分けて、僕らの音楽を聴いてもらえる方法があるなら、僕は何でもやるよ。全然構わない。好奇心で一度は聴いてくれるかもしれないけど、好奇心だけで十回も聴きはしない。気に入ってくれて、心に響いて、そこに繋がりを感じるかどうか。それはお金じゃ買えない。僕らは幸運にも、人の目に触れるチャンスをもらえてるけどね。コメントを読むのは本当に面白いよ。“それを使うな”って言われたかと思えば、使わないと今度“なんで使わないんだ”って言われるんだから。
僕らがスタンレー・シモンズという名前にした理由は、そもそもこれがすごく予想外のコラボレーションだったからなんだ。長い友人関係ではあったけど、一緒に何かを本格的にやったことはなかった。試しに曲を書いてみたら、“うわ、これすごいぞ。続けよう”ってなって。“オーガニック”とか“オーセンティック”って言葉はもう使い古されてるけど、これは本当に、最初から何かを狙って始めたものじゃなかった。“じゃあ一曲か二曲、一緒に書いてみよう。楽しそうだし”って感じで。で最初の一曲ができたとき、“ちょっと待って。これは自分が関わった中で一番いい曲だぞ。何かがある”ってなったんだ。スタンレー・シモンズにしたのは、ただ“僕らはこういう者です”っていうことだけ。何かになろうとしてるわけじゃない。ただ自分たちの名前で、好きな音楽を一緒に演奏して歌っている、それだけなんだ」
2人は父親たちがキッスで世界ツアーを行う中、一緒に育ち、必然的に親しい関係になりました。
2024年末、彼らはサイモン&ガーファンクル「The Sound of Silence」のアコースティック・カヴァー映像をSNSに投稿して以来、一緒に音楽活動を行ってきました。そして2025年2月には、エヴァンは、彼らが10曲を制作中であることを明らかにしました。
エヴァンはシンガー兼ギタリストで、アンバー・ワイルドというバンドのフロントマンを務めています。アンバー・ワイルドはキッスのラストツアーでオープニング・アクトを務めました。
一方、ニックは、リアリティ番組『ジーン・シモンズ・ファミリー・ジュエルズ』への出演で知られています。また、コミック・シリーズ『Incarnate』の作者であり、カートゥーン・ネットワークの『Robot Chicken』では声優も務めています。音楽活動の経歴はまだ浅いものの、ジーン・シモンズの2004年の曲「Carnival of Souls」、ブルース・キューリックの2010年の曲「Hand to the King」にヴォーカルとして参加しています。
エヴァンは2024年、彼らが父親の有名なメイクを施して“KISS 2.0”になることは期待しないでほしいと、Misplaced Strawsのインタビューで語っていました。
「いつも聞かれるんだけど、父が1000回ものインタビューで言っているし、ジーンも言っているし、僕も言っているし、ニックも言っている。それはない、とね。それは父がやっていること。僕は自分のことで忙しい。感謝しているし、ありがたいとも思っている。音楽は好きだし、ライヴも好きだ。その結果として、本当に独特な素晴らしい人生を手に入れた。化粧をして“ベイビー・ポール”になりたいか? 絶対にイヤだ。自分のやりたいことをやっているんだ」