Spotifyのグローバル音楽責任者であるチャーリー・ヘルマンは、1月28日、ユーザー向けの書簡を公開し、Spotifyの音楽業界への貢献を強調しました。
「2025年だけでSpotifyが音楽業界に支払った金額は110億ドルを超えており、小売業者による音楽業界への年間支払額としては史上最大となった」と述べ、そのロイヤリティの半分以上はインディーズのアーティストやレーベルに支払われたと主張しています。
さらに「Spotify単体から年間10万ドル以上を生み出しているアーティストの数は、CD全盛期にレコード店の棚に並んでいたアーティストの数をすでに上回っている」と述べ、その一方で、ストリーミングに関する「蔓延する誤った情報」によって、ストリーミング・サービスがミュージシャンにとってどれほど成功をもたらし、収益性が高いかを一般の人々不信感を持たせているとも述べ、「現実には、歴史上いかなる時期よりも多くの成功事例と可能性に満ちた時代なのです」と主張しています。
この書簡では、Spotifyが音楽関連収益の約3分の2(Spotify収入の約70%)を業界に還元していること、そして近年の料金改定や新規加入者の増加を受けて、「音楽への支払い額も同様に増加している」ことが強調されています。
また、現在、Spotifyは音楽業界の録音音楽収益のおよそ30%を占めており、その支払い額は他の音楽収益源をはるかに上回るペースで成長していると述べており、Spotifyの支払額が10%急増した一方で、他の収益源は4%の伸びにとどまったと主張しています。
書簡はさらに、Spotifyが2026年に向けて注力する分野についても言及しています。それには、動画コンテンツの拡充、ディープフェイクやストリーミング詐欺への対策強化、ライヴ番組の拡充、そしてこれまで以上に人間による編集・キュレーションを重視する姿勢が含まれています。
「AIによってあらゆる種類のコンテンツがこれまで以上に大量に生み出されるようになる中で、人と人とのつながりの価値は下がるどころか、むしろ高まっている」とヘルマンは述べています。