ロッド・スチュワート(Rod Stewart)はかつて、自身をドナルド・トランプ米大統領の友人だと称していましたが、それももう昔。トランプ大統領がNATOの貢献を軽視する発言をしたことを受け、ロッドはそれを痛烈に非難するビデオ・メッセージを公開しています。
トランプ大統領は1月22日、2001年のアメリカの同時多発テロ事件のあと、アフガニスタンに派遣されたNATOの部隊について「彼らは少し後方、前線から少し離れた場所にとどまっていた」などとNATO加盟国の貢献を軽視する発言をしました。
これに対して、派遣された兵士の犠牲者がアメリカに次いで多く、457人が亡くなった英国では、キア・スターマー首相は「発言は侮辱的であり、率直に言ってひどい」と厳しい表情で非難しました。
ロッドはSNSに投稿されたビデオ・メッセージの中で、こう話しています。
「やあ。俺はただの謙虚なロックスターに過ぎないかもしれない。だが、同時に王室からナイトの称号を与えられた身でもあり、自分の意見を持っている。
俺は(第二次世界大戦の)戦後すぐに生まれた。俺たちの自由のために戦ってくれた軍隊に深い敬意を抱いている。だからこそ、徴兵逃れをしたトランプが、アフガニスタンで前線に立っていないとして我が国の軍隊を批判したことに、胸が張り裂けるほど、深く傷ついた。
俺たちは400人以上の仲間を失った。彼らのご両親のことを考えてみてほしい。よく考えてほしい! トランプは、彼らをほとんど臆病者のように呼んでいる。耐えがたいことだ。だから俺は、スターマー首相、そして(野党リフォームUKの党首であるナイジェル)ファラージ氏に呼びかける。どうか、徴兵逃れのトランプに謝罪させてくれ、お願いだ」
そう言うと、ロッドはカメラに向かって敬礼をし、画面の外へと歩き去っていきます。画面には、「私たちは決して忘れない」「あまりにも無礼」「彼らに敬意を」「恥ずべきこと」「立ち上がれ」「ありがとう」といったメッセージも次々と表示されています。