
Ozzy Osbourne / Last Rites
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)のアルバム『So』が大好きでした。
2025年11月には、オジーの息子ルイス・オズボーンが異母兄弟のジャック・オズボーンのポッドキャスト『Trying Not to Die』に出演した際、こう話していました。
「父は当時、ピーター・ガブリエルのアルバム『So』の音作りに夢中になっていた。もうあのアルバムは死ぬほど聴いたよ……父は完全にのめり込んでた。俺たちの人生のほとんどは、ずっとビートルズ、ビートルズ、ビートルズって聴いてきたんだけど、あれは父が (愛した) アルバムのひとつなんだ」
オジー自身も最後の回顧録『Last Rites』の中で、『So』への愛を語っています。英Metal Hammerが抜粋を公開しています。
以下、抜粋より。
「あのアルバムには捨て曲なんて一曲もない。“In Your Eyes”“Red Rain”“Mercy Street”。どれも当時と変わらず、今聴いても新鮮だ。
発売されてから丸一年、行く先々で大音量でかけまくったよ……ツアーバスでは一日中流してたし、泊まっているホテルでも一晩中かけてた。プールサイドにいる時は、ラジカセの音量を思いきり上げてさ。ステージに立っている時以外は、いつだってこのアルバムの曲を大声で歌っていたんだ」
オジーはまた、冗談交じりに、あの頃、あまりにもピーター・ガブリエルをかけ続け(しかも歌い続け)ていたせいで、専属のボディガードが「ピーター・ガブリエル・デトックス」のために休暇を取らざるを得なかったとも語っています。
さらに、この夢中になっていた期間に、オジーはツアー中に滞在していたホテルでピーター・ガブリエルと偶然出会ったことがあったことも明かしています。
「マンハッタンのミッドタウンにあるホテルに泊まっていたんだ。その朝、警備のやつがスイートルームまで迎えに来て、一緒にエレベーターに乗り込み、俺は1階のボタンを押した――エレベーターが中二階で止まった。ドアが開くと、男が乗り込んできた――ピーター・ガブリエルだった。
信じられないほどラッキーだったよ。俺は“ピーター、君にどうしても伝えたい。君のアルバムが本当に大好きなんだ。本当に完璧な傑作だよ。こうして実際に君に会えただけで、もう千回も聴きたくなっちゃうよ”ってな感じだった。
彼はこれ以上ないくらい感じのいい人だったよ。降りる前に、制作にどれくらい時間がかかったのか聞いたら、彼は“うーん、ずいぶん長かったよ……少なくとも3か月はかかったかな”って言ったんだ。俺は“マジかよ。俺がああいうアルバムを作ろうとしたら、30年はかかるぜ”って思ったよ。
それから別れの挨拶を交わして、彼は去っていったんだ」