
Art Garfunkel - Photo by Jason Roth
サイモン&ガーファンクルの
アート・ガーファンクル(Art Garfunkel)、そして米国を代表するスターのひとりである
ライザ・ミネリ(Liza Minnelli)は、AIとコラボレーションした楽曲をリリースします。2人ともヴォーカルまたは朗読は自身の声で、AI生成のバックトラック/伴奏に自身のアイデアや声を重ねているという。
これはAI企業のElevenLabsが発表した、人間と機械のコラボレーションによる新プロジェクト・アルバム『The Eleven Album』の一環として制作されたものです。
米ビルボードなどによると、AIの関与度は楽曲ごとに異なるという。完全にAIで生成された楽曲もありますし、参加に同意した有名アーティストの声を再現したAI生成のヴォーカルが使われることもあるという。一方で、人間のソングライターがAI生成のバックトラックに自身のアイデアや声を重ね楽曲もあります。
英ガーディアン紙によると、アート・ガーファンクルの場合は、彼の楽曲「Authorship」には、自伝『What Is It All But Luminous』から父親への敬意を表した抜粋の朗読が、AIによるピアノ伴奏の上に乗せられています。
ガーファンクルはこう述べています。
「音楽は、マイクロフォンからマルチトラック録音に至るまで、常にテクノロジーとともに進化してきました。今回の体験で私が感銘を受けたのは、音楽性への敬意です。中心にいるのはあくまで人間。私の声とテクノロジーが融合することで、新たな扉が開かれるのです」
ライザ・ミネリの場合は、AIが制作したダンストラックに彼女自身のヴォーカルを乗せています。ミネリが新曲をリリースするのは2013年以来13年ぶり。タイトルは、近刊の回顧録のタイトルでもある「Kids, Wait Til You Hear This」。ディープハウスだという。彼女は自身のSNSで「AIはアレンジにのみ使いました。ヴォーカルはAIではありません…シャウトは全て私自身の声です!」とコメントしています。
ElevenLabsは、このアルバムをリリースするためにSpotifyと独占的な提携を結びました。その他の参加者には、ブラジル人YouTuberのKondZilla、ラッパーのIAMSU!、映画音楽作曲家のDemitri Lerios、ソングライターのEmily FalveyとSunsetto、グレート・アメリカン・ソングブックの復興で知られるMichael Feinsteinなどが名を連ねています。