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シンディ・ローパーらアーティスト800人が生成AI学習に著作物が無断で利用されていることを抗議するキャンペーン『盗用はイノベーションではない』支持

2026/01/23 11:55掲載
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Human Artistry Campaign - Stealing Isn’t Innovation
Human Artistry Campaign - Stealing Isn’t Innovation
シンディ・ローパー、ボニー・レイット、チャカ・カーン、クエストラヴ、R.E.M.、スカーレット・ヨハンソンなど著名なミュージシャン、俳優、作家、コンテンツクリエイターの約800人が、生成AIモデルの学習に著作物が無断で利用されていることに抗議する新たなキャンペーン『Stealing Isn’t Innovation(盗用はイノベーションではない)』を支持しています。

支持を表明しているのは、

シンディ・ローパー
ボニー・レイット
チャカ・カーン
クエストラヴ
R.E.M.
ザ・ルーツ
ザ・ゾンビーズ
コルビー・キャレイ
コモン
ギャヴィン・デグロウ
ジェイソン・アルディーン
ジェイソン・イズベル
ジェニファー・ハドソン
リアン・ライムス
マルティナ・マクブライド
ワンリパブリック
ラスカル・フラッツ
ロブ・トーマス

など。

またスカーレット・ヨハンソンのような著名俳優や、ジョディ・ピコーのようなベストセラー作家も署名に名を連ねています。

この取り組みを主導しているのは、全米レコード協会(RIAA)、全米音楽出版社協会(NMPA)、その他のエンターテインメント業界団体が2023年に設立した連合体「Human Artistry Campaign」です。この連合体はAI規制を強く支持しており、クリエイターに報酬を支払うことなく、人間が制作した音楽、テキスト、画像を用いて学習するAI製品を厳しく批判しています。

「Human Artistry Campaign」は米国時間1月22日に発表したプレスリリースで、こう述べています。

「世界有数の金持ち企業からプライベート・エクイティの支援を受けたベンチャーに至るまで、利益を貪欲に追求するテクノロジー企業は、創作者の許可や、創作者への支払いもなしに膨大な量の創作コンテンツをオンライン上で無断複製してきました。AI開発者が無断で作品を盗み続け、オリジナルと直接競合するAI生成の複製物を作り続けることが許されれば、米国のクリエイターは脇に追いやられ、やがてオリジナル作品を作り続けることが困難になるでしょう」

この連合体による新たなキャンペーンは、AI企業に対し、クリエイターと正式なライセンス契約を結ぶよう促すことを目的としています。

音楽業界では昨秋から、その方向へ動きが見られ始めており、AI音楽プラットフォームのUdioがユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)およびワーナー・ミュージック・グループ(WMG)と新たなライセンス契約を締結したほか、AIサービスのSunoもWMGの楽曲使用に対して対価を支払う契約を結んでいます。