先駆的なポスト・パンク・バンド、
スージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie and the Banshees)の初期ドラマー、
ケニー・モリス(Kenny Morris)が死去。彼の友人であるジャーナリストのジョン・ロブのサイトLouder Than Warほかが訃報を伝えています。死因は明らかにされていません。モリスは68歳でした。
ケニー・モリスはロンドン生まれ。ロンドンの初期パンク・シーンで活動していたモリスはスージー・アンド・ザ・バンシーズの最初のライヴを観てバンドに加入した。
厳密には、スーシー・アンド・ザ・バンシーズの初代ドラマーはシド・ヴィシャスで、彼は1976年にバンドと1回のライヴを行った後、セックス・ピストルズのメンバーとなった。しかし、1977年1月にバンドに加入したモリスこそが、録音作品や初期のライヴにおいて実質的なオリジナル・ドラマーであった。
ケニーはドラムを習得しながら演奏し、その独特なスタイルはパンクやポスト・パンクに深く影響を与えた。
モリスはバンドの最初の2枚のアルバム、1978年の『The Scream』と1979年の『Join Hands』に参加したが、1979年9月、店舗でのレコードサイン会中にメンバー間で口論が起きたことをきっかけに、ギタリストのジョン・マッケイと共にバンドを脱退した。モリスの後任にはザ・スリッツのドラマー、バッジーが迎えられた。
モリスはスーシー・アンド・ザ・バンシーズ脱退後、英国の歌手ヘレン・テリーのドラマーとして活動し、その後、数本の短編映画を監督した。90年代初頭にはアイルランドに移住し、美術教師として働く傍らアートギャラリーも経営した。
近年、モリスは回顧録の執筆に取り組んでおり、今年中にも出版予定だった。