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ブラック・サバスのトニー・アイオミの新ドキュメンタリー『Tony Iommi: The Godfather of Heavy Metal』第1部公開

2026/01/09 19:31掲載
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Tony Iommi
Tony Iommi
ギブソンは、ブラック・サバス(Black Sabbath)のギタリスト、トニー・アイオミ(Tony Iommi)の人生とレガシーについて掘り下げた新しいオフィシャル・ドキュメンタリー・シリーズ『Tony Iommi: The Godfather of Heavy Metal』を始動。第1部がYouTubeチャンネル「ギブソンTV」で公開されています。

第1部では、アイオミ本人が語る、イングランド・バーミンガムの工業地帯での幼少期、当初はドラマーを目指していた音楽的野心、彼の運命を変えた事故、そしてヘヴィメタルを生むことになるバンド結成までが取り上げられています。アイオミ本人の新規インタビューに加え、ブライアン・メイ(Brian May)ロブ・ハルフォード(Rob Halford)トム・モレロ(Tom Morello)ザック・ワイルド(Zakk Wylde)、ヤングブラッドらも登場し、アイオミのレガシーについて語っています。

第1部は戦後のバーミンガムから始まります。アイオミは工場の騒音に囲まれて育ちました。彼が当初ドラマーを志し、やがてギターに転向した経緯が明かされます。アイオミは初期の影響としてザ・シャドウズを挙げています。

アイオミは、自身の右手の2本の指の先端部分を失った工場での事故についても語っています。キャリアが始まる前にそれを終わらせかねない事故が、アイオミに全てを見直すことを強いられ、彼は音楽を諦める代わりに、演奏スタイルを再構築し、やがて彼の代名詞となるギター・トーン、そして新たなジャンルのサウンドを生み出しました。

このエピソードは、オジー・オズボーン、ビル・ワード、ギーザー・バトラーと出会い、ブルースのカヴァー演奏を経て、アイオミが「怖い音楽」と表現した新たな音楽を創造するまでのブラック・サバスの起源にも迫ります。アーカイブ映像と現在のインタビューを通じて、サバスのホラーに着想を得たイメージとダウンチューニングされたギターが、いかにヘヴィミュージックの基盤を築いたか、そして彼らが当初「ヘヴィメタル」という呼称を拒否していたかが描かれます。アイオミは「何年もの間、ヘヴィメタルって呼び方は受け入れなかった。ずっと、俺たちはヘヴィロック・バンドだと言い続けていたんだ」と語っています。

第1部では、ギター界のレジェンドやサバスの後継者たちがコメントを寄せています。ジュダス・プリーストのロブ・ハルフォード、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ザック・ワイルド、ブライアン・メイが、サバスとトニー・アイオミの驚異的なリフの素晴らしさを語っています。

親友のブライアン・メイは「トニーの音楽はどこから来るのかわからない。トニーは誰の中にもいる。彼はヘヴィメタルのゴッドファーザーだ」と語り、トム・モレロはアイオミを「史上最高のリフ・ライター」と称え、ザック・ワイルドは「アルバムを聴き始めた時はカトリック信者だった。アルバムの途中で完全なサタニスト(悪魔崇拝者)になって、最後にはブラック・サバスに感謝するためにまたカトリックに戻ったんだ」と語っています。

またガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは「何らかの形で影響を受けていないバンドなんて一つもないよ。特にメタル・バンドはね。みんな、ブラック・サバスに大きな影響を受けたと敬意を表するんだ」と語り、アンスラックスのスコット・イアンは「1980年以降にメタル・バンドをやってきた人は誰だって、ブラック・サバスから何かしら拝借しているのさ」と語っています。