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スティクスの92年未発表アルバム『Son of Edge』 デニス・デ・ヤングが当時を回想

2026/01/06 14:00掲載
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Dennis DeYoung
Dennis DeYoung
スティクス(Styx)は1992年にスタジオ・アルバム『Son of Edge』をリリース予定でしたが、ちょうどグランジ・ムーブメントが台頭し始めた時期に重なり、お蔵入りとなりました。この未発表アルバムの音源がネットにあることを知った当時のメンバー、デニス・デ・ヤング(Dennis DeYoung)は、SNSでこの時代について振り返っています。

ヒット・シングル「Show Me the Way」も含んだ1990年のアルバム『Edge of the Century』は最終的に全米でゴールド認定を受けましたが、その後、彼らは長年契約していたレーベルA&Mとの契約を失い、新しいアルバムのために制作したデモ録音を残してスティックスは一旦活動を終了しました。

デニス・デ・ヤングはSNSにこう投稿しています。

「やあ、みんな。

年が明けたばかりの今、1992年にグレン(バートニック)、JY(ジェイムズ・ヤング)、僕が、スティックスのレコード契約を勝ち取るために急ごしらえで作ったデモ音源を改めて聴いてみるのも面白いかなと思ったんだ。

結果はうまくいかなかった。グランジが雨のように立ち現れ、シアトルがその年、世界ををびしょ濡れにした。レコード会社が次のグランジ・バンドを追い求める中、僕らの楽曲は濡れたフランネルのような匂いがしたに違いない。

誰がこれを投稿したのかわからないが、内情を知る誰かが関わっているはずだ。僕じゃない。何年も前からやりたかったけれど、訴訟の可能性を恐れていた。誰もそんなことを望んでいない。

録音とミックスはイリノイ州フランクフォートにある僕の家のホワイト・ルームで行った。いくつかの曲ではグレンの既存トラックを使ったが、全員で新たなオーバーダブとヴォーカルを録音した。改めて聴くと、全編を通してリードヴォーカルが低すぎて、スネアがうるさすぎる。当時の(80年代後半~90年代初頭の)厄介な名残だ。いつからスネアが主役になったんだ?バカバカしい!

改めて聴き返すと、僕らはとてもキャッチーな曲を書いたり、歌ったり、演奏したりしていたことができていると思い出す。気が向いたら、ぜひ聴いてみてほしい。

“It Takes Love” と “Beneath the Moon” も入っていて、新曲じゃないけど出来は良い。どちらもレコード会社によって台無しにされた。

もうすぐ完成する僕の本では、当時のことをじっくり掘り下げて語るつもりだ。

ところで、もしグレン&ボブ・バーガーが “It Takes Love”より良い曲を書いたことがあるなら、僕は聞いたことがない。あれはヒット曲だよ。時期が悪かったんだろうな。

君のお気に入りを教えてくれ。俺の予想は“All 4 Love”だ」