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ポイズン「Every Rose Has Its Thorn」はブレット・マイケルズが当時の恋人の浮気を知った直後に書いた曲 誕生について語る

2026/01/05 20:40掲載
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Poison / Every Rose Has Its Thorn
Poison / Every Rose Has Its Thorn
ポイズン(Poison)のキャリア最大のヒット曲「Every Rose Has Its Thorn」(1988年)は、フロントマンのブレット・マイケルズ(Bret Michaels)が、当時の恋人の浮気を知った直後に書いた曲でした。マイケルズは英Classic Rockの新しいインタビューの中で、この曲の誕生について振り返っています。

デビューアルバム『Look What The Cat Dragged In』 (1987年) のサポートツアーの一環として、ダラスでの公演を終えた後、メンバーたちは安っぽいモーテルに身を寄せていました。午前3時、疲れ果てて孤独を感じていたマイケルズは、ハリウッドのアパートで一緒に住んでいるダンサーの彼女に電話をすれば気分が晴れるだろうと考えました。しかし…。

「彼女は電話に出たけど、なんだか少し変な感じがした。話し始めるとすぐに“すごく眠いの”って言い出した。普段の彼女なら、そんなことは絶対言わない。そしたら聞こえたんだよ。背後でひそひそ声が。明らかに男の声だった。女性の声ならまだ我慢できたんだ、わかるだろ?むしろ歓迎したかもしれない。でも、別の男となると……心が張り裂けそうだったよ」

恋人の行動に打ちのめされたマイケルズは、アコースティック・ギターと汚れた服を手に、モーテルの洗濯室へ向かいました。ステージ衣装が洗濯機の中で回る中、今や孤独となった彼はカウボーイ・コードをかき鳴らし、傷ついた心を歌にしました。

「“We both lie silently still in the dead of the night(真夜中、僕らは声も出さず、じっと横たわっている)”って歌い始めた。彼女と何とかやっていこうとすることが、どんなに寒くて孤独なことかを考えていた。関係がまだ正式に終わったわけじゃないのに、実質的には終わってしまっている――その瞬間を捉えようとしていたんだ」

マイケルズはこの曲を「Every Rose Has Its Thorn(すべてのバラには刺がある)」と題し、その意味をこう説明しています。

「俺はツアーに出て、音楽で生計を立てていた。そこが“薔薇”だった。でもロサンゼルスにはエキゾチックなダンサーの彼女がいて、絶対に浮気なんてしないと信じていた。そう思っていたのさ。そこが“刺”だった」

ポイズンはこの曲をセカンドアルバム『Open Up and Say ... Ahh!』 (1988年) に収録しました。しかし、バンドの所属レーベルであるキャピトルは当初、この曲をシングルとしてリリースすることに難色を示したという。

「“Every Rose…”をレーベルやマネージメントに聴かせたとき、この曲は俺たちのキャリアを終わらせるって言われたんだ。彼らからは“この曲はポイズンらしくない。アコースティック・ギターで始まるし、カウボーイっぽい雰囲気もあるし、ただ悲しいだけだ”と言われた。

でも、素晴らしい曲だと分かっていたし、以前にバラード(“I Won’t Forget You”)で、ある程度成功したこともあった。それに、俺がこのバンドを大好きな理由でもあるんだけど、他のメンバーが俺を支持してくれた。そのおかげで“Every Rose…”はリリースできた。最高のビデオも作ったし、曲は一気に火がついたよ。

俺はただ胸のつかえを吐き出すために書いただけで、当時はヒットするとは思っていなかったんだ」

マイケルズは、このインタビューの中で、以下の質問にも答えています。

浮気をしたエキゾチック・ダンサーとはその後、どうなったのか?

「あれから何度か彼女とは会ったよ。彼女はポイズンのライヴにも来てくれてね。今では子どももいて、今は良い関係にある」

では、あの運命の夜にマイケルズのベッドで寝ていたもう一人の男は?

「誰だったのかは突き止めたよ。しかもライバル・バンドのやつだった! でも名前は言わないよ。いつか話すかもしれないけどね」