ビリー・アイドルの相棒ギタリスト、
スティーヴ・スティーヴンス(Steve Stevens)は1999年に異色のフラメンコ・アルバムをリリースしましたが、これは
ヴァン・ヘイレンとのツアーによってギターとの関係を再考することになり、その結果、リリースされたアルバムでした。米Guitar Worldの最近のインタビューの中で、経緯を振り返っています。
「(当時スティーヴンスがソロ・バンドに在籍していた)ヴィンス・ニールのツアーで約6週間、ヴァン・ヘイレンのオープニング・アクトをやっているうちに、完全にロックンロール過剰状態に陥った。ツアーを終えて、そもそもなぜ自分がギターを弾いているのか見直さなければならなかったんだ。
俺の最初の(音楽の)愛の一つはフラメンコで、最初のギターの先生もフラメンコ・ギタリストだった。パコ・デ・ルシア(のライヴ)を観に行ったことを覚えていて、それがまた俺の中に再び火を灯したんだ」
その結果生まれたのが1999年のフラメンコ・アルバム『Flamenco A Go-Go』でした。
「エレキギターを弾くのを1年間やめた。そのアルバムを作るために日本、フランス、イングランドに行って、ナイロン弦のギター1本だけを持って世界中を旅したよ。
俺のスタイルのユニークな点のひとつは、ザ・ナイス時代のキース・エマーソンやリック・ウェイクマンといった初期のシンセサイザーやキーボードからの影響を受けていることなんだ。俺のギターのアイデアの多くは、70年代のキーボード・サウンドから来ているんだよ。
アコースティック作品にフラメンコのリズムを取り入れるのも同様だ。映画音楽やクラシックもよく聴く。俺にとって良いギタリストであることは、単にベースラインをなぞるだけではなく、曲を前へ進めるパートを生み出せる人のことなんだ」